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史実で楽しむ 光る君へ解説 ep 15「星落ちてなお」



うさしぶりでーす

では、エピソード15「星落ちてなお」を楽しむ解説うさー

今回は人物というよりも、エピソード14・15の年、990年あたりの状況を解説してみるうさ

この前予告していた、藤原為光は、、、どうしよう、、、うさ



【動画版はこちら】


元号「永祚」

西暦990年は、年号で言うと永祚二年うさ

エピソード15の最後、10月に定子が中宮となったけど、その翌月の11月7日に正暦と改元するので、

990年は正暦元年でもあるうさ

なので、今回までは永祚二年(990年)で、次回あたりから正暦元年(990年)に突入するうさ

ちなみに、前年の989年に永祚と改元してたわけだけど

永祚改元の理由は天変・地震で、要はハレー彗星が現れたからうさ


公卿会議の面々

エピソード15の政治的な話では

最後に公卿会議の総意をぶっちぎって、道隆定子を中宮としたことが

公卿全体や道長に衝撃をあたえていたのがおもしろかったうさ


あのときの、公卿たち(日本株式会社の経営陣)の布陣は

社長こと天皇、一条天皇、11歳(数え年、以下同じ)、15歳の定子に昼間っから乗っかかり、伯母の詮子をあきれさせてるうさ

今でいうなら、小5と中2のおねショタが、真っ昼間っからキャッキャウフフうさ


社長代理こと摂政、藤原道隆、38歳、酒飲みまくりでそろそろ糖尿病うさ

社長・一条天皇が成人式(元服)して大人になってたから、最初は関白に任命されたけど

小5社長の一条天皇は、おねショタキャッキャウフフ状態で

現実的には政治なんかできない年齢なので、特例的に社長代理の摂政に異動したうさ

道隆については、あとで、もっかい触れるうさ


専務こと左大臣、源雅信、71歳、婿でコネ入社した道長(25歳)が会議で空気読まない発言しまくりなんで、

脂汗ダラダラうさ


常務こと右大臣、藤原為光、49歳、花山天皇(今は花山院)のお気に入りだった愛されすぎ女子・忯子のパパうさ

愛されすぎ女子・忯子ちゃんが花山天皇に愛されていたときは、ワンチャン摂関ルートもあったんだけど

愛されすぎ女子・忯子ちゃんが愛されすぎて亡くなったときに為光の夢は破れたうさ

愛されすぎ女子・忯子ちゃんが死んで、花山天皇も退位したときに、兼家的に為光は安牌になったからか

エピソード12で、兼家が摂政になって人事をしたときに右大臣に出世したうさ

ドラマでは、そのときに為光がやたらとニヤついていたのが印象的だったうさ

愛されすぎ女子・忯子ちゃんに限らず、(まだ出てきてない)為光の娘たちも やたらとモテ力が高く

今後も為光ガールズからは目が話せないうさよ


次が部長こと内大臣、藤原道隆、38歳、、、

ん?????????

そう 道隆は専務・雅信や常務・為光の下の部長なのに社長代理を兼ねているうさ

公卿会議のナンバーワンじゃない人が社長代理になるという道は 兼家が開いた道うさ

そんで、兼家道隆も大臣の職の方は捨てて

公卿会議の序列とは別格の摂関というポジションをつくりあげるうさ

なお、道隆が部長こと内大臣を捨てて摂政オンリーとなるのは 翌991年のことうさ


最後の公卿会議のときの最年少は25歳の道長かな? と思って確かめたら

藤原道頼が20歳で公卿会議に出席できるる参議になっていたうさ

実は、道頼は摂政・道隆の長男で、兼家が生きているときに兼家の養子になっていたうさ

(たぶん 大河ドラマでは道頼はこのままオミットされるうさ)

それで、兼家がまだ生きていた5月に

道長の弟ということになる道頼を、兼家が公卿会議メンバーにねじ込んでいたというわけうさ


ということは、、、うさ

道長の兄にあたり 兼家寧子の子で36歳の道綱がまだ公卿会議に入れてもらえてないって、、、

どんだけ道綱のできが悪くて 寧子の家系が不遇なんだよ!  ってかんじうさ

そりゃ 寧子も死にかけてる兼家の耳元で「道綱道綱!」とシュプレヒコールもあげるうさ


藤原宣孝が国司になった話

まひろの親戚の宣孝が筑前守に任命されて喜んでいたうさ

ロバート実資の日記『小右記』によると、宣孝が筑前守に任命されたのは8月29日だったうさ


任命の経緯がすごいうさ

もともと、藤原知章という人が筑前守に任命されて九州に行ってたんだけど

なんと、知章の子どもや家人たちが30人以上も病死したうさ

それで、知章が辞退したので、急遽宣孝が筑前守に任命されたうさ

ロバート実資は、日記に

宣孝が国司になるのは、まだ早いんじゃね? なんで宣孝が筑前守に任命されてんだ!?」っていぶかしんでるうさ

宣孝が言っていたように、きっと「金峯山詣のご利益」に違いないうさ


そういえば、前回くらいで、まひろパパ為時が「宣孝の息子をまひろの婿に」と言ったとき

宣孝「ダメダメダメダメ、あれはダメ!」的な返事をしていたけど それはどうしてだったうさか?


宣孝の息子・隆光は、パパ宣孝と似たもの親子だったうさ

後に、ききょう(清少納言)は『枕草子』で宣孝

「あんな原色オレンジ(ドラマではイエロー)の下品なコーデで金峯山詣に行くか? フツー」ってディスっているけど

同時に息子・隆光も

「原色ブルーアンドレッドの下品コーデでオレンジパパといっしょに詣でたんだってよ。ないわ~」ってモア・ディスってるうさ


このように宣孝と隆光が似たもの親子だったってことは、、、

まひろの将来を大切に思っている宣孝は、

優等生キャラのまひろを、自分のようなチャラモテ下品で低所得な陽キャ浮気野郎なんかとはぜったいに結婚させたくないと思ってるってことうさね

ふふふ。。。


ききょう(清少納言)

あ、990年のききょうの状況は

ききょうが夫・橘則光と結婚したのがだいたい981年で、10年前

ききょうの子ども・則長が生まれたのが982年うさ

8歳くらいの則長、、、「いらないから、夫に押し付けよう」とか、、、あの言われよう。。。


藤原兼家の最期

今回、ついに兼家が死んで、そのときの演出が話題になってるけど

あの場所は東三条殿ではなくて、別邸の二条殿(法興院)うさ

兼家は出家した後に、別邸の二条殿を法興院というお寺にしてたうさ

道長は妻の源倫子の家、すなわち土御門殿に住んでいるので

パパ・兼家が心配で朝一で二条殿にやってきた道長が第一発見者になったという演出うさ

ちなみに、ふだん、道長源明子の家に通ってそこで寝ることもあるけど

兼家が死んだ夜は、明子は「そわか!」って呪いの黒ミサやってたんで

この夜に道長明子邸にいた可能性はないうさ


これからも大河ドラマ話や、日本史の話でもりあがっていくので

ぜひ高評価とチャンネル登録をお願いしますうさ

よろしくうさー


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