top of page

どんな気持ち? 定子ちゃん、今、どんな気持ち?(史実で楽しむ 光る君へ解説・考察 ep 27(第26回)「いけにえの姫」)


うさようございまーす

第26回「いけにえの姫」を楽しむ解説うさー

今回は、長徳4年10月1日の地震と日食からうさね

この月は3日にも地震が起きているし、さらに15日は皆既月食だったうさ

ふ、不吉、、、うさ、、、

この朝廷とこの国の一大事に、史実の道長は、、、


【動画版はこちら】


2日に宇治の山荘に遊覧に出かけているし、10日には紫野で競馬を楽しんでるうさ

史実の道長は、ドラマと違ってやる気ないうさね


ドラマで語られなかった長徳4年のできごとをざっと見ておくうと

10月18日に、行成が1歳の息子を亡くして悲しんでいるうさ


10月29日に、詮子姉さんが道長倫子夫婦との同居を解消して

かつて藤原為光のお家だった一条邸に引っ越ししてるうさ



みなさん、一条邸って覚えてるうさか? ヒントは斉信のパパ為光のお家だったってことうさよ

一条邸は、、、為光の三の君・光子ちゃんのお家であり、隆家が花山法皇に矢を射かけたあのお家うさよ


あ、ドラマの最初でまひろたちが、宣孝ってこんなに豊かとは思わなかった的なことを言っていたけど

宣孝は備後・周防・山城・筑前・山城の受領を歴任しているから、そうとうに金を溜め込んでいたのは当然うさね


12月には大雪が降っていて、『枕草子』に、ききょうや定子ちゃんたちが雪山をつくって

いつまで雪が溶けずに残っているかをみんなで賭けたという話が残っているうさ

雪がまだ溶けきっていない正月3日に引責出家したはずの定子ちゃんが内裏に呼ばれた話も『枕草子』にあって

ドラマでも「こともあろうに正月に秘密裏に定子を内裏に呼んだ」とあったうさ


長徳5年を長保元年に改元したのは、正月13日うさよ

この時点でも、引責出家したはずの定子ちゃんは、まだ内裏で一条天皇とラブラブちゅっちゅしていたうさ

改元の理由は、天変や日照りや疫病やうさ

「長保」の出典は『周易』と『国語』にある「可長保民(長く民を保つべし)」で

ドラマでは道長とロバート実資が二人で次の年号を検討しているときに

道長の手元の紙に『国語』の文章が引用してあったうさ

あ、『国語』は中国の歴史書で、春秋戦国時代を扱ったものうさ

なお、「長保」という年号を推したのは、倫子に仕えていた赤染衛門のダーリンの大江匡衡うさ

少し先走ると、赤染衛門と大江匡衡は仲がいいことで有名で

あとあと、道長なんかは赤染衛門を「匡衡衛門」と呼ぶようになるうさ



ドラマの前半で、一条天皇が「民が多く死んだのは朕のせいなのか。。。」と、

引責出家したはずのグダグダ共依存定子ちゃんとラブラブちゅっちゅしまくっていたことを反省した、、、

ふりをして

道長も、安倍晴明と話しているときに「この前お諌めした」と言っていたうさ

これは、おおせのままに彰子ちゃんの裳着より前の話だから、2月9日以前のことうさ


ところが、一条天皇は2月の末になっても、こんどは一条天皇が内裏を出て

引責出家したはずの定子ちゃんがいる職御曹司に通ってるうさ

この件は『枕草子』でも晒されてて、ききょう(清少納言)が公任に返す歌の上の句を定子さまに相談しに行ったら

真っ昼間っから、反省したふり一条天皇と、引責出家したはず定子ちゃんがラブラブちゅっちゅしてやがった

と、『枕草子』に書いてあるうさ

一条天皇、いいかげんにするうさよ


ついでに言うと、ドラマの後半で安倍晴明が「正月の内裏でのラブラブちゅっちゅで定子が懐妊した」と言ってるけど

ドラマの監修を務めている倉本一宏氏の本『一条天皇』によると、

次の回で生まれるはずの子の出生日から逆算すると、懐妊したのは2月の末ごろうさ

ドラマの演出では、正月と2月のラブラブちゅっちゅが一つにまとめられているということうさ



おおせのままに彰子ちゃんが裳着の儀式を行ったのは2月9日で、そこから3日間宴会が続いたうさ

ドラマの演出では、おおせのままに彰子ちゃんの裳を詮子姉さんが結んだのは夜だったけど

『玉葉』を読む限りでは、裳着ったのは昼だったっぽいうさ


ちなみに、彰子ちゃんの裳着には、政治生命を一家でロストしてる定子からも香壺筥(こうごのはこ)が贈られているうさ


ねえ、どんな気持ち? 引責出家したはずの定子ちゃん、今、どんな気持ち?うさ


まあ、彰子が入内する流れを定子も掴んでいるからこそ

ワンチャン狙って、世間の評判ガン無視で子づくりに励んでたと思われるうさね


さて、おおせのままに彰子ちゃんは、裳着にともなって

約11歳という若さで従三位という高い位を授けられたうさ 

裳着ったばかりの11歳の小娘が従三位をもらうのがどれくらいすごいのかというと、、、

、、、、史上初うさ!

詮子姉さんやグダグダ共依存定子ちゃんでも、入内してけっこうたっても従四位だったくらいうさよ

それを、入内も(表向きは)確定してなくて、裳着の段階で従三位とか、、、ありえんうさ

実にありえんうさ

と、うさぎ先生もロバート実資調になるうさよ



ここから先、6月とか8月にいろいろと事件があるうさけど

次回のドラマで取りあげるかもしれないから、ここまでにしておくうさ

それでも一つだけ加えておくと、3月7日には富士山が噴火するうさー 祟りうさー

これからも大河ドラマ話や、日本史の話でもりあがっていくので

ぜひ高評価とチャンネル登録をお願いしますうさ

よろしくうさー


「光る君へ」を楽しむ参考文献リスト

オススメ!『光る君へ〈紫式部とその時代〉』(NHK出版)→https://amzn.to/4arFW1V

オススメ!紫式部と藤原道長』(倉本一宏)→https://amzn.to/3NqFJlT

オススメ!『清少納言と紫式部』(丸山裕美子)→https://amzn.to/47VQEvY

『藤原道長: 摂関期の政治と文化』(大津透)→https://amzn.to/3TD3HhI

『牛車で行こう!: 平安貴族と乗り物文化』(京樂真帆子)→https://amzn.to/3v8XWy6

『一条天皇 (人物叢書)』(倉本一宏)→https://amzn.to/47bdC0T

『藤原道長(人物叢書)』(山中裕)→https://amzn.to/3RBkChJ

『写真でみる 紫式部の有職装束図鑑』(仙石 宗久)→https://amzn.to/3v5Plfk

『平安朝 女性のライフサイクル』(服藤早苗)→https://amzn.to/41zozYW

『絵巻で歩む宮廷世界の歴史』(五味文彦)→https://amzn.to/3GTfjoX

『清少納言 (人物叢書)』(岸上慎二)→https://amzn.to/41BiCuP

『平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像』(倉本一宏)→https://amzn.to/3RUJq60

『平安京の下級官人』(倉本一宏)→https://amzn.to/3vc1X4H

『藤原氏―権力中枢の一族』(倉本一宏)→https://amzn.to/48lwBHm

『平安朝 皇位継承の闇』(倉本一宏)→https://amzn.to/4808Y7f

『皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史』(倉本一宏)→https://amzn.to/3tE8XXw

『敗者たちの平安王朝 皇位継承の闇』(倉本一宏)→https://amzn.to/3vi8qLm

『紫式部 (人物叢書 新装版)』(今井源衛)→https://amzn.to/485WYRC

『孫の孫が語る藤原道長』(繁田信一)→https://amzn.to/3tzJbUk

『藤原行成 (人物叢書)』(黒板伸夫)→https://amzn.to/4avVn9q

『文学で読む日本の歴史―古典文学篇』(五味文彦)→https://amzn.to/47fQ0Iu

『光源氏に迫る: 源氏物語の歴史と文化』(宇治市源氏物語ミュージアム)→https://amzn.to/3Nzs5wz

『藤原彰子 (人物叢書)』(服藤 早苗)→https://amzn.to/4aA73I4

『キャラ絵で学ぶ! 源氏物語図鑑』(伊藤賀一)→https://amzn.to/479NS55

『完全解説 装束の描き方』(ながさわとろ)→https://amzn.to/48oVba2

『平安時代天皇列伝』(樋口健太郎)→https://amzn.to/3v9CjNX

『図説 藤原氏』(木本好信)→https://amzn.to/48403lc

『源氏物語を楽しむための王朝貴族入門』(繁田 信一)→https://amzn.to/487H4GB

『平安貴族の仕事と昇進: どこまで出世できるのか』(井上 幸治)→https://amzn.to/48wt5tp

『平安貴族の住まい: 寝殿造から読み直す日本住宅史』(藤田 勝也)→https://amzn.to/48uCUbr

『イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める! 源氏物語』(竹内正彦)→https://amzn.to/47e6MYq

『紫式部日記 現代語訳付き』(紫式部)→https://amzn.to/3RCP7El

『源氏物語 解剖図鑑』(佐藤 晃子)→https://amzn.to/4ausWIX

その他、面白かった本

『神作家・紫式部のありえない日々: 1』(D・キッサン)→https://amzn.to/3TwrGyZ

『神作家・紫式部のありえない日々: 2』(D・キッサン)→https://amzn.to/4axvben

『神作家・紫式部のありえない日々: 3』(D・キッサン)→https://amzn.to/41C8y4o

『もしも紫式部が大企業のOLだったなら』(井上 ミノル)→https://amzn.to/3RrTvWw

『もしも紫式部が大企業のOLだったなら 大鏡篇』(井上 ミノル)→https://amzn.to/3tzKene

『大摑源氏物語 まろ、ん?』(小泉吉宏)→https://amzn.to/3tDJtcR

『まんがで読む古典 1 枕草子』(面堂 かずき)→https://amzn.to/3TzVwm4

『まんがで読む古典 2 更級日記・蜻蛉日記』(羽崎 やすみ)→https://amzn.to/3Tyl3Mr

『暴れん坊少納言 1巻』(かかし 朝浩)→https://amzn.to/41zq6hE


閲覧数:2回0件のコメント

Comments


bottom of page