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史実で楽しむ 光る君へ解説 ep 18「うつろい」 源明子と源俊賢兄妹



うさようございまーす

今回は、エピソード18「うつろい」を楽しむ解説うさー

呪術デレ誕生の瞬間を刮目して見るうさ!



【動画版はこちら】


道隆の最後と思い出の歌

ついにヴィランと化してた道隆兄さんが薨じたうさね 数え年で43歳、満年齢だと42歳くらいだったうさ

道隆兄さんが命尽きるときにうたった歌は


忘れじの ゆく末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな


という歌で

かつて、道隆が貴子に通い始めたころに、貴子が道隆に送った歌うさ

歌の意味は


道隆様は「決して忘れまい」とおっしゃいますが、遠い将来までも忘れないことなどなかなか無いでしょうから、今日この日を最後とする私の命でありたい

うさ


百人一首に儀同三司母(高階貴子)の歌として収録されているうさ


三の君が話題に登場

伊周と隆家の会話で「前太政大臣の三の君」が出てきたうさね

前太政大臣とは、なんちゃって貴公子斉信と愛されすぎ女子忯子ちゃんのパパ、藤原為光うさ

三の君とはその三女のことで、史実では本名は不明だけど、

ドラマでは「為光」の娘だからか、「光子」という名前のよううさ

ドラマで藤原倫寧の娘が「寧子」という名前なのと同じパターンうさ


三の君は、ドラマでは顔は出てこないと思うけど、今後ある事件に関わってくるはずうさ


安倍晴明の本音が見えた

安倍晴明は、もう見切りをつけたからか、関白に「様」をつけなくなったうさ

ちなみに、晴明は道隆のことを「ご寿命か、、、」と言っているけど

晴明はまだまだ生きるうさ さすが「病の者の穢」を一瞬で祓っただけのことはあるうさ


一条天皇と定子

史実ベースだと、一条天皇が定子ちゃんに依存しているイメージがあったけど

ドラマでは、定子ちゃんが一条天皇に依存しているかんじうさね


詮子と道兼と道長の密談

詮子姉さんが、道兼を関白に推すことを宣言したうさ

うさぎ先生的には、即座にそれを受け入れた道兼に吹いたうさ

「そこ、受けるんかよ! オマエ、汚れ仕事の道を進む決意はどこいった? 関白は光があたる仕事だろ! うさ!」 と


ちなみに、史実でも詮子姉さんが強く道兼を摂関に強く推したうさ

『栄花物語』には「女院(詮子)の御心掟も、粟田殿(道兼)知らせたまふべき」


詮子姉さんは「内裏に行くのはイヤ」と言っていたけど

次回予告では一条天皇に泣きながら訴えていたうさ けっきょく内裏に行くのね、、、うさ


一条天皇と疫病

道隆は「疫病が内裏におよんだことはない」とドヤってたけど

史実では、2~3年くらい前に、一条天皇も天然痘にかかっていたうさ

てか、一条天皇は多少病弱で、何回か疫病に罹っているうさよ

てかてか、病弱キャラのくせに、あの天然痘から生還するとは、、、おそるべしうさ

ちょいネタバレだけど、公卿会議に並んでた真っ黒のおっさんたちは、この年に八人疫病で死ぬうさ


呪術デレ明子ちゃん

ここからは脇役の源俊賢について熱く語るうさ

視聴者のみなさんも、源俊賢についてムダに詳しくなるうさよー

源俊賢は安和の変で失脚した源高明の三男で、道長の妻・明子のお兄さんうさ

960年生まれなので、エピソード18の995年には35歳(およその満年齢・以下同じ)うさ

ちなみに、995年段階では道長は29歳なので、妹属性少なめの明子は30歳前後と思われるうさ

さーて、道長パパ右大臣兼家は、安和の変で俊賢パパ高明の追い落としに関係していたと言われているうさ

安和の変のとき、俊賢は9歳だったうさ

つまり、俊賢・明子兄妹にとって、もともと右大臣家は政敵だったうさ

だからこそ、妹属性を捨てて呪術属性に全振りしていた明子は、道長と婚姻しつつも兼家を呪詛していたうさ

「呪術師に悔いのない死などない」と言われていますが、明子はどうなるうさか

あ、いちおうですが、俊賢の母は藤原師輔の娘なんで、俊賢は道長兄弟のの従兄弟でもあるうさ

複雑うさね


ところが、ついに、エピソード18「うつろい」で、いよいよ兄俊賢も妹明子も道長派につく(反道隆・伊周)ことを決意したうさ

兄俊賢は、道隆と公卿会議の雰囲気をじっとりと見極めて、誰につくべきかを熟考していたうさ

「子は鎹」で、呪術属性だった明子もデレて道長の味方になったうさ

呪術属性からのデレ! これは、ツンデレ・ヤンデレに続く「呪術デレ」属性の誕生うさね!

これで、2020年代後半の萌シーンは、呪術デレが席巻するうさ!

……今思ったけど、呪術廻戦のキャラって誰もデレないうさ

……と思ったけど、ジジイとかおっさんだけデレやがるうさね そういえば

それはともかく、呪術デレ明子と、闇覚醒倫子からはこれからも目が離せないうさ


寛弘の四納言・源俊賢

俊賢は優秀な役人で、道長が行くところにはどこにでもついて行く腰巾着だったうさ

それで道長に信頼されていて、道長のぼんやり娘彰子が歳を取って出家するまで、一貫して彰子に仕える中宮職を勤め続けたうさ

道長の日記『御堂関白記』でも、俊賢は勤公が人に優れている、と高く評価されているうさ


あと、後世には、一条天皇の治世を支えた「寛弘の四納言」と称えられてもいるうさ

ちなみに、寛弘の四納言は、源俊賢と、藤原公任と、藤原斉信と、藤原行成うさ


それでは、俊賢の「道長パイセン! どこまでもついていきやす!!」エピソードを紹介していくうさ


俊賢は、ぼんやり娘彰子が入内したときに、足扇ほれほれ東宮最終形態花山法皇や、貴公子藤原公任や、なんちゃって貴公子藤原斉信たちといっしょに、彰子の和歌屏風に和歌を献じたうさ

このときロバート実資は、「そんな話はこれまで聞いたことがない

実資と同系の小野宮流の貴公子公任もライバル家の彰子に和歌を献上しやがった

最近の連中は権勢者に追従ばっかりしやがって。フザケンナ。こんなことはフザケンナ」とご立腹だったうさ

実際、ロバート実資は、このとき何度も和歌を献じるように要請されたけど、言い訳を駆使して最後まで拒否ったうさ

さすがの、「こんなことは間違っておる日記」のロバート実資うさ


ぼんやり娘彰子が次男の敦良親王を産んだとき、出産三日目の産養の儀で、

中宮権大夫俊賢は、四百両分の銀食器の御膳を用意して、敦良親王の御衣を玉で飾った二合の筥に据えたうさ

ちなみに、このとき中宮大夫斉信は、用意した州浜(お菓子の一種)に二尺(約60センチメートル)の銀の鶴二羽を立ててドヤったうさ

この下品なかんじが、さすがなんちゃって貴公子斉信といったところうさ


道長と三条天皇がバトっているとき、三条天皇はロバート実資に

「私が譲位して、敦良親王を東宮にしろという圧を、道長がかけてくる。

公任や俊賢もいっしょになってプレッシャーをかけてくる」と訴えているうさ

まさに、道長の威を借る俊賢うさね

ロバート実資は、俊賢のように道長の顔色ばかりうかがってる人を「恪勤の上達部」と皮肉ってるうさ

「身分が高い公卿なのに道長の家来のようなヤツ」という意味うさ


これからも大河ドラマ話や、日本史の話でもりあがっていくので

ぜひ高評価とチャンネル登録をお願いしますうさ

よろしくうさー


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