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長徳の変3 【史実で楽しむ 光る君へ解説  第21回(ep 22)「旅立ち」】


第21回「旅立ち」を楽しむ解説うさー

今回は、長徳の変3と為時の越後国赴任の話うさ


【動画版はこちら】





あらすじ

花山法皇の衣を射抜いちゃった事件の追究から逃げ回る伊周

定子ちゃんは内裏を出て実家の伊周ハウスに出戻り

一条天皇は伊周にバチギレて、ついに伊周ハウスをぶっ壊しながら捜索しろと命令を下す

あまりの仕打ちに、定子ちゃんは刃物を振り回しながら出家

こんなに殺意が溢れる出家は見たことねえ

出家とは、もう一条天皇には会わぬ覚悟であり、生きながらに死んだ身となることを意味する

どうする? 定子ちゃん

トランジション

いきなりだけど、ドラマで原作(歴史)とは違う演出があったうさ

原作では、ききょうは長徳の変の後ぐらいから1年ぐらい里帰りしていたうさ

これは、ききょうが道長の味方だと疑われたからと考えられているうさ

ともあれ、ドラマではききょうは定子のもとを離れずに、『枕草子』を少し書くごとに定子に捧げていたうさ

この演出が良かったので、多くのX民もうさぎ先生も涙していたうさ

せつない「春はあけぼの」だったうさー

あ、『枕草子』の名前の由来については、五味文彦氏が唱えた新らしい説が採用されていたうさね

トランジション

定子が出家したのが5月1日で、その時逃げた伊周は、『栄花物語』によると、木幡にある父道隆の墓所に詣でていたうさ

あと、どーでもいいけど、この大騒ぎのなかの5月2日に、道綱は亡き母寧子の一周忌の法事をしているうさ

そして、「ボクも出家したもーん。犯罪はリセットだもーん」と言って、のこのこと帰ってきたのは5月4日うさ

あのニセ出家って、ドラマオリジナルの過剰演出臭く見えるけど、ロバート実資の日記にも記されている史実うさ

伊周がママといっしょじゃなきゃいやだー、ってママといっしょに出発して、ママだけ引っ剥がされたのも史実うさ

ママとお手々をつなげなくなった伊周は、今度は「ボク病気で動けなーい」ってゴネ出したうさ

これは朝廷に聞き入れられて、伊周は播磨に、隆家は但馬に逗留することになったうさ

なんだかなあ。。。うさ

トランジション

ブラザーズの無様な様子を聞いていた定子は、あの表情で絶望していたと思うさ

そんな折、6月8日には、定子ちゃんとママ貴子が住んでいたお家(二条邸)が火事になったうさ

この知らせを聞いたロバート実資は、真凛ちゃんとラブラブちゅっちゅすることも忘れて、日記に感想を書き残しているうさ

そこには、

「(定子ちゃんは)この前までは内裏にいたのに、今はもう滅亡してしまうとは、『禍福はあざなえる縄の如し』とは古人が言ったものよ」

とあるうさ

こんなふうに、客観的に見て定子も伊周・隆家も終わった人になったので

ドラマでも触れられていたように、公卿たちは娘を一条天皇(17歳)に入内させ始めたうさよ

史実では、7月20日に大納言藤原公季の娘・義子(22歳)が入内して

次に、11月14日に右大臣藤原顕光の娘・元子(18歳?)が入内したうさ

あと、2年後のことだけど、あの道兼の娘の尊子(14歳)も入内したうさ

なお、火事のあとに定子が引っ越して、ききょうが『枕草子』を差し入れていた場所は、たぶん高階明順の邸うさ

次に、7月20日、道長が左大臣に、顕光が右大臣に、ロバート実資が中納言に昇進したうさ

ロバート実資はこの昇進を予期していなかったのか、真凛ちゃんとラブラブちゅっちゅすることも忘れて、日記に喜びの気持ちを書きまくっているうさ

この昇進のシーンのあとで、詮子姉さんが闇覚醒倫子ちゃんに「産み月なので、、、」と言っていたうさ

倫子ちゃんはその前のシーンでもお腹が大きくて、この年に妊娠していたことが分かるんだけど

この年に生まれたのは教通でしかありえないうさ

そんで、史実では教通の誕生日は6月7日なので、7月20日以降に闇覚醒倫子ちゃんがまだ妊婦のままというのは、もろ時系列が矛盾するうさ

なんか、ドラマの展開に関わる都合があるうさかね

10月から、また事態がいろいろと展開していくうさけど

まだドラマがそこまで進んでないので、そのあたりは次回のお楽しみうさ


これからも大河ドラマ話や、日本史の話でもりあがっていくので

ぜひ高評価とチャンネル登録をお願いしますうさ

よろしくうさー


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