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日本史研究会|『建武式目』読解

10月2日
読了時間: 5分

重要なポイント

  • 日本史研究会では、幕府の所在地と政道を論じる史料を、参加者が順番に読み上げ、語句の意味と現代語訳を確認した。

  • 鎌倉幕府の先例と政治の善悪、時宜に応じた法の用い方、民衆の生活を安定させる政治について議論した。

  • 倹約、飲酒・遊興・賭博の規制、住まいと土地、無尽銭・土倉、守護の任用に関する記述を読解した。

  • のぶた先生が語句や歴史的背景を補足し、教材で省略されている条文は原史料と照合する課題となった。

議論されたトピック

鎌倉幕府の先例と政治の善悪

鎌倉幕府に関する記述を読み、所在地と政治のあり方をどのように論じているかを確認した。

  • 詳細

    • Aさん、Cさん、Dさんら:該当箇所を順番に読み上げ、内容を確認した。

    • のぶた先生:覆った車の轍を再び踏むという比喩について、過去の失敗を繰り返すことを表すと説明した。

    • Cさん:筆者は幕府の所在地よりも政治の善悪を重視していると指摘した。

  • 結論

    • 史料が鎌倉幕府の先例をどのように評価し、政道の善悪と政権の興廃を結び付けているかを読解した。

室町幕府の所在地をめぐる問い

鎌倉に幕府を置くか、別の場所に置くかという問いと、それに対する答申を読んだ。

  • 詳細

    • のぶた先生:足利尊氏が幕府の所在地について相談したという史料の内容を説明した。

    • のぶた先生:答申の表現を検討し、京都に置かれた理由はこの説明だけでは明確にならないと指摘した。

    • Aさん:続く箇所を読み上げた。

  • 結論

    • 所在地についての問いと、答申が政治の善悪を重視する議論との関係を確認した。

法律の制定と時宜に応じた政治

政道に関する記述を読み、日本と中国の法をどのように用いるかについて議論した。

  • 詳細

    • のぶた先生:時代や状況に応じて制度を設け、法を用いることの意味を説明した。

    • Cさん:日本と中国の法の用い方について質問した。

    • Dさん:武家が政治を担うようになった後の制度に関する記述に言及した。

  • 結論

    • 先例を踏まえることと、時宜に応じて法や制度を用いることを、史料の文脈に沿って確認した。

「済々」の語義

本文の「済々」に関わる表現について、現代語の語感と史料の語義を比較した。

  • 詳細

    • のぶた先生:「せいせいした」という現代語から受ける印象と、本文の語の意味との違いについて説明した。

    • 参加者:前後の記述を踏まえて意味の取り方を確認した。

  • 結論

    • 音の印象だけで判断せず、語句と文脈を合わせて現代語訳を検討した。

先例・儀式・作法と民衆の安定

公人や故実に関わる記述と、民衆の不安・苦しみを取り除く政治について読解した。

  • 詳細

    • Bさん:本文で不足が問題とされている箇所について質問した。

    • のぶた先生:先例、儀式、法令、作法などを調べる必要があると説明した。

    • Cさん:政の意味に言及し、民衆を安定させることに着目した。

    • Dさん:民衆の不安・苦しみを取り除くため、早急な対応が必要だと述べた。

    • のぶた先生:速やかな対応の重要性を補足した。

  • 結論

    • 先例などに関する知識と、民衆の生活を安定させる政治との関係を確認した。

本文の記述と現代語訳の確認

読み進めた箇所について、記述と訳の対応を確認した。

  • 詳細

    • のぶた先生とAさん:本文の記述について確認し、参加者から質問がないかを確かめた。

    • Bさん:現代語訳について意見を述べた。

    • のぶた先生:美しく着飾ることに関わる表現を説明した。

  • 結論

    • 本文の表現を確認しながら、現代語訳・意訳を検討した。

華美な服飾と社会の風俗

織物や服飾に関する記述を読み、史料が贅沢をどのように批判しているかを議論した。

  • 詳細

    • Bさん:華やかな服飾に関する記述に言及した。

    • Dさん:貧しい人々が富む人々の装いに及ばないことを恥じるという記述に着目した。

    • Aさん:社会の風俗の衰えに関する記述を読み上げた。

    • のぶた先生:参加者の訳を確認し、規制を求める文章の意味についてBさんに尋ねた。

    • Bさん:厳しく制限するべきだという意味に訳した。

  • 結論

    • 華美な服飾と、それを競うことに対する史料の評価を確認した。

飲酒・遊興・賭博の規制

人々が集まって遊興にふけることや、巨額の賭けに関する記述を読解した。

  • 詳細

    • Cさん:集まって気ままに遊ぶことを制限する必要があるという意味に訳した。

    • のぶた先生:制限や取り締まりに関わる表現を確認した。

    • DさんとAさん:大きな賭けについて議論し、その規模に着目した。

    • 参加者:費用の大きさを表す記述について、現代語訳を検討した。

  • 結論

    • 遊興や賭博に対する規制と、多額の費用を問題とする記述を確認した。

私宅の点定、京都の空地、無尽銭・土倉

住まい、土地、金融に関する条文を順番に読み上げた。

  • 詳細

    • Cさん:私宅の点定を止めることに関する条文を読んだ。

    • Dさん:京都の空地を元の持ち主に返すことに関する条文を読んだ。

    • Aさん:無尽銭・土倉の興行に関する条文を読んだ。

    • のぶた先生:語句と訳を確認した。

  • 結論

    • 史料の政治方針が、住まい、土地、資金の問題にも及んでいることを確認した。

守護の任用と教材の省略箇所

守護に適した人材についての条文を読み、教材で省略されている部分についても確認した。

  • 詳細

    • Bさん:諸国の守護には政務を担う能力のある人を選ぶべきだという意味に訳した。

    • のぶた先生:当時の任用のあり方と、史料が求める能力との違いを説明した。

    • Aさん:教材の一番から七番に当たる部分で、三番が省略されている理由を質問した。

    • のぶた先生:元の本文を確認することを提案した。

  • 結論

    • 守護の任用に求められる能力を確認した。教材の省略理由は、原史料と教材を照合して確かめる課題となった。

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