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Q&A

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北里柴三郎は、北里研究所を設立する資金はどこから調達したのか?

北里研究所を設立する以前に、北里柴三郎は福沢諭吉などから資金調達して伝染病研究所を設立したり、国費で留学したりしています。また、先祖代々の資産家というわけでもありません。


ところが、伝染病研究所を去った北里が私立北里研究所を設立するときは、「研究所設立の資金三十余万円」(『北里柴三郎伝』)を「私財」(『北里柴三郎伝』)でまかなっています。これは、今の感覚でいうと数十億円に相当し、北里柴三郎の給与だけでは到底まかなえない金額です。


『北里柴三郎』や「三田評論オンライン」によると、この資金は、伝染病研究所の資金調達のために開設した土筆ケ岡養生園(つくしがおかようじょうえん)という結核専門病院の儲けの蓄積だそうです。土筆ケ岡養生園は福沢諭吉のアドバイスに基づいて、福沢諭吉が提供した土地に建てられたものでした。なお、北里研究所もこの養生園の敷地内に建てられています。



参考文献:

北里研究所『北里柴三郎伝』(岩波書店・昭和7年)

福田眞人『北里柴三郎 熱と誠があれば』(ミネルヴァ書房・2008年)



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