top of page

Q&A

公開·1名のメンバー

スターリンとトロツキーについて

青木先生が書かれた世界史探究実況中継4では、ボリシェヴィキ政権の人物としてレーニンやトロツキー、スターリンが出てきていて、レーニンはトロツキーを外相にしてスターリンを少数民族人民委員につかせていて、二人の扱いの差が垣間見えるのですが、レーニンはどういった点で二人を差別づけていたのですか。

閲覧数:27
うえまつ先生
2025年1月26日

先のコメントで終わってもよいのですが、逸話を1つ紹介。

レーニンは死去する2年前、発作を起こし、右半身が完全に麻痺しました。その直後、遺言にあたる文章を口述筆記させ、そのなかにはレーニンが当時の幹部や幹部候補を評価している部分があります。そこで、スターリンとトロツキーの部分を引用してみましょう。


「同志スターリンは、書記長となって、その手中に無限の権力を集中した。私は、彼がつねに十分慎重にこの権力を行使しうるかどうか確信がもてない。他方で、同志トロツキーは、運輸人民委員部の問題に関連して中央委員会に闘争を勧めたことがすでに証明しているように、傑出した才能の持ち主だけとはいえない。個人的には、彼は、おそらく現在の中央委員会のなかでもっとも才能ある人物であろうが、また極度に自信過剰で、事柄の純粋に行政的な側面に極度に熱中するところがある。」(和田春樹『レーニン 二十世紀共産主義運動の父』山川出版社、p91)


なお、他の幹部については、すべて否定的な評価だけが述べられていたようです。

bottom of page