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Q&A

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も いなのべ
も いなのべ

中世ヨーロッパについて

中世ヨーロッパの共同体の規律で、規律を侵犯したものに対して行われたシャリヴァリとはどんな罰則だったのですか?


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うえまつ先生
May 05, 2025

平凡社『世界大百科事典』のシャリバリの項目

シャリバリの対象として最も多く見られるのは,再婚をめぐっての事例であり,男やもめと若い娘とか,若者と年齢がかけ離れた寡婦といった組合せで,しかも一方がよそ者の場合など,あつらえむきのシャリバリの対象であった。村内婚が支配的であったこの時代にあって,村の若い男女の間の結婚の機会を奪うものであったからである。再婚の事例のほか,不義を犯した妻,間男された亭主,亭主をなぐったじゃじゃ馬女房なども,シャリバリに狙われるところとなった。共同体の規範を守る役目は若者の手にゆだねられることが多かったから,シャリバリにおいても若者組が中心的な役割を果たす。その方法としては,相手の家の窓下に押しかけ,一晩中角笛を吹き鍋釜を打ち鳴らすとか,ロバの背に乗せ,大騒ぎをしながら村中ひきまわすといった形がとられた。懲罰はこうして共同体内に公示されるのである。シャリバリの対象となった者は,結局のところ,若者組に罰金を支払うほかはなく,この懲罰を受けることによって初めて,村や町の共同体のメンバーとして受け入れられるのである。」

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