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Q&A

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第一次世界大戦について―フランス軍の戦死者とドイツの賠償金―

2024年7月22日(月)歴史部(世界史)での第一次世界大戦に関する2つの質問についての回答です。


質問①「フランス軍人の戦死者はどれぐらい?」


青木先生『実況中継4巻』p15「(フランスは)第一次世界大戦でも400万人が死傷していますからね」という記述から、(民間人などをのぞく)軍人の戦死者に対する質問です。

以下の概説書の記述から、フランスでは「約140万人」の将兵が戦死したことが分かります。

なお、フランスは動員兵における戦死者数の割合が交戦国中最大であり、対人口比でも最大だったようです。第一次世界大戦後、フランスがドイツに対して強硬にならざるを得なかった訳です。


「1918年11月11日、フランスは戦勝国としてパリ北西コンピエーニュの森での休戦協定調印にのぞんだ。しかしその代償はいかに大きかったことか。約140万人におよぶ将兵の死と約120万人の傷痍(しょうい)軍人、彼らは働き盛りとしてまた父として、国の活力の源泉となるべき世代に属していた。この戦死者数は動員兵全体の約18パーセント(これにたいしてドイツは15パーセント)に相当したのであって、交戦国中最大であっただけでなく、対人口比も最大であった(フランスは全人口中28人にひとり、ドイツは35人にひとりが戦死)。」(山川出版社『世界歴史大系 フランス史3―19世紀なかば~現在―』p242)


質問②「敗戦国ドイツが支払う賠償金の配分はどうやって決まった?」


青木先生『実況中継4巻』p15「(ドイツが戦勝国に支払う)賠償金も半分はフランスの取り分です。あと中立を侵犯されて、戦争に引きずり込まれたベルギーが8%」に対する質問です。

以下の論文から、パリ講和会議の翌年である1920年に開催されたベルギーのスパー会議によって、賠償受取額の配分が決定したことが分かります。


「1920年7月5~16日のスパー会議で連合国間における賠償受取額の配分を決定した。それによると,フランスは52%,英帝国は22%,イタリアは10%,ベルギーは8%,日本とポルトガルは各4分の3%,セルボ・クロアート・スロヴェーン王国,ギリシア,ルーマニアおよびスパー協定の調印国でないその他の連合国は6.5%と決定された。」(平岡賢司「アメリカの資本輸出と公的ドル・バランス」p63)

https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/4474780/4304_p055.pdf

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順大 古川
順大 古川
2024年8月15日

52(フランス)+22(イギリス)+10(イタリア)+8(ベルギー)で、92%。 0.75(日本)+0.75(ポルトガル)で、1.5%。 ここまでで、92+1.5で、93.5%。 残りの6.5%を、その他の国で分けろってことなんですねえ。

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