木曽義仲と牛の萌える関係 【誰も得しない日本史 by のぶた】

更新日:4月29日

"Yoshinaka, I've just seen all of your bulls run away."

"Oh my, I'm supposed to have a night raid tonight!"


(「義仲、ちょうど牛たちがみんな逃げ出したよ。」 「やだ、今日夜襲があるのに!」)


木曽義仲は源頼朝のいとこです。

サザエ・カツオ・ワカメにとってのノリスケさんですね。


大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、木曽義仲は粗野だけどまっすぐで、義にあつい人物として描かれています。

この時点で、上総介フラグがたっている気がするけど、、、気にしないでおきましょう。


義仲の戦的な見せ場は、義仲が勝利した倶利伽羅峠の戦い(砺波山の戦い)と、巴御前と別れる宇治川の戦いと、討ち死にした粟津の戦いですが、ドラマでは、勝った倶利伽羅峠の戦いは、「エイエイーオー!」だけ言ってスルーされましたね。


倶利伽羅峠の戦い。それは源(木曽)義仲が京都を目指して進軍しているときの戦いです。この戦いで平家の大軍を打ち破ったことによって、義仲はいち早く京都に入ることができました。

それでは、平家の大軍をどうやって倒したのか?


さあ、牛だ!!

( ⇩ 4:10~)


この動画を見て、「なんだサンセットライダーズのほうじゃないのかよ」って思った人は、分かってるひとです。


義仲は、夜中に、角に松明を付けた牛の大群を敵陣に突入させて、平家軍を木っ端微塵に粉砕したんです!

スゴイ!!

この計略を、火牛の計といいます。蝸牛(カタツムリ)ではありません。



、、、なんですが、実は、この話は『 源平盛衰記』という鎌倉時代の軍記物語にある話です。なので、ホントかどうかは、ビミョー。。。


火牛の計には、モデルがあるんです。中国の古典に。


火牛の計とは、中国の戦国時代のお話に出てきます。田単という斉の武将が、牛の角に剣を結びつけて、しっぽに松明をつけた牛軍団を敵陣に突っ込ませたというのです。


これに対して、日本版(木曽義仲版)は牛の目の近くにボーボーと燃えた松明を付けるというものになっていましたね。

この状態では、牛は前方の敵に突っ込むんじゃなくて、パニクって、その辺でグルグルと暴れまくるんじゃね!?」というツッコミが昔からなされてるんです。


夜の暗い時分に角に松明くくりつけられて、松明に火まで点けられた牛の群れが、ホントに敵の方に向かって突っ込んで行くのかどうかを、実際に検証してみたい気持ちはありますが、

各種団体から抗議が殺到すること必定なので、どの番組でもやらないんでしょうね。人気ユーチューバーとか、辻希美とかが検証して、松明以外のものまでボーボーに炎上させるというのも一興ではないでしょうか。


英文は、以下の本を参考にしました。

中山著『試験に出ない英単語 実践編』飛鳥新社


原文は、

「ステファニー、鎖かたびらが伝線してるよ」

「やだ、今日夜襲があるのに!」

"Stefanie, you've got a run in your chain mail."

"Oh my, I'm supposed to have a night raid tonight!"

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