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十二単と平安女子おしゃれ解説(大河ドラマ「光る君へ」を100倍楽しむ)



うさぎ先生:

うさようございまーす。うさぎ先生です。

今日は、うさぎ先生の乙女心がきゅんきゅんする平安港区女子の勝負服、、、

十二単の解説うさ。あと、女子のその他の日常着も紹介するうさ。


【動画版はこちら】

タンクトップ天狗:

グッド、タンクトップ! はっはっはっ!


うさぎ先生:

また、出てきたうさ。


タンクトップ天狗:

はっはっはっ! 出てくるぞ!

なんてったって、今日はおしゃれ話だからな。


うさぎ先生:

天狗野郎に、おしゃれなんか分かるうさか?


タンクトップ天狗:

もちろん分かるぞ。わしも毎朝タンクトップ選びに1時間かけてるからな。


うさぎ先生:

そう、、、うさか。

どー見ても、前回と同じタンクトップうさよ。


タンクトップ天狗:

うさぎ先生は分かってないぞ。

前回のは木綿のタンクトップ。今回のは麻のタンクトップだぞ。


うさぎ先生:

はい、はい、うさ。

さて、十二単は何枚も衣を重ねて着る平安時代生まれのおしゃれうさ。


タンクトップ天狗:

「獣兄単」となーー!!


うさぎ先生:

(いちいち差し込んでくるなうさ。話しが進まないうさ。。。)


タンクトップ天狗:

獣兄単、、、

それは、マッチョ界で一流のマッチョにのみ許されたおしゃれ。

一流のマッチョはタンクトップの上にタンクトップを重ね着し

パンプアップしたボデーをさらにパンプアップして、獣のような野性味を魅せるという。。。

あわわわわ、、、ごっついのう。


うさぎ先生:

はい、はい、うさ。


【トランジション】いつ十二単を着ていたの?

うさぎ先生:

ふだんからたくさんの衣を着ていると、作業をしているときは動きづらいし一人でリラックスするのも難しいうさ。

あと、これだけ重ね着するとものすごく重くて、

まひろ役の吉高さんは撮影後に「私、肩ある? なくなった?」とコメントしたほどうさ。

だから、十二単を着るのは基本的に表向きの席に出るときうさね。

逆に、自宅で過ごしているときのまひろは、質素な袿を着ているうさ。

袿は、あとで紹介するけど、平安貴族女子の日常着と思っていいうさ。


【トランジション】十二単の素材はなに?

うさぎ先生:

原則として、ぜんぶ絹と思っていいうさ。シルクうさね。

中国産の絹が細くて真っすぐで、最上級のものとされていたうさ。

夏用の十二単と冬用の十二単とで、異なる絹が使い分けられていたうさ。

冬には、絹で作った真綿を入れて防寒することもあったうさ。


タンクトップ天狗:

綿入りのタンクトップも乙なものだぞ。


うさぎ先生:

……


【トランジション】十二単の構成を教えて

うさぎ先生:

上の絵を見るうさ。一番上に着用しているのが唐衣うさ。

身分が高い人の前に出るときには、ぜったいに着てないといけなかったうさ。

手に持っているのは檜扇で、おしりの方には裳を着けているうさ。

唐衣以外で一番上に着ているのは表着うさ。

人からよく見える衣なので、豪華な織物を使ううさ。

表着の下が、五衣と打衣うさ。これらは袿を重ね着したものうさ。

平安港区女子は、五衣と打衣の「かさね色目」に気を配ったうさ。

五衣の下が単うさ。もともとは肌着だったうさ。

一番下が小袖という下着的衣うさ。ボトムスには長袴をつけるうさ。

もう一回完成形を見てみるうさよ。


【トランジション】

うさぎ先生:

反対に、着付ける順番でみてみると、

1番。小袖を着て、長袴をつけるうさ。あ、足には襪という指股がない絹の足袋的なものを履くうさ。

2番。単を着るうさ。単は他の衣よりも丈を長く仕立てているうさ。

3番。五衣を着るうさ。袿を重ね着して、色のグラデーションのバエ具合で平安港区女子さるかにマウント合戦をするうさ。

『栄花物語』によると、

袿を20枚も重ね着してインプレ稼ぎにはげんでいた女房が藤原道長に呆れられたという話しがあるうさ。

そして、道長が袿の枚数を5枚に制限したらしいうさ。ほんとうさかね。

『栄花物語』は藤原道長ステマ案件が多いことで有名だから、気をつけるうさよ。

4番。打衣を着るうさ。打衣は砧で打って柔らかさと光沢を出した衣うさ。

5番。表着うさ。豪華にキメるうさ!

6番。唐衣と裳うさ。フォーマルの証うさね。

なお、裳は腰から下にまとって、後ろに引く衣で、フォーマルなうえに、大人女子の証でもあったうさ。

女の子は成人するときに始めて裳を着けるので、女性の成人式は「裳着」と言われたうさよ。


タンクトップ天狗:

マッチョ界隈でも、一人前の大胸筋と認められたら、はじめてタンクトップを着ることが許されるぞ!

これを「タンクトップ着」と言うんだぞ。


うさぎ先生:

誰に認められなきゃいけないうさか。マッチョは。


【トランジション】その他の女子おしゃれは?

うさぎ先生:

平安港区女子の日常着は、さっき少し出てきた袿と袴姿で、袿袴と言ううさ。

室内着と外出用とで袴の長さが違うさ。吉高ちゃんまひろも外出のことを考えて袴を短くしていることが分かるうさ。これは切袴といううさ。

ただ、ドラマでは、室内もまひろは切袴で過ごすかもうさ。

ばちくそに暑いときは、さらにカジュアル、、、というか、人に見られないことを前提で、

お家では袴の上に単だけ羽織って過ごすこともあったみたいうさ。この姿を単袴と言ううさ。

スケスケで体のラインまで見えるので、なにかの拍子でこの姿を垣間見た男子諸君は、ズッキンドッキンするうさね。


タンクトップ天狗:

わしは、ホットパンツにTシャツ一枚のパツキンねーちゃんが大好きだぞ。


うさぎ先生:

天狗の嗜好なんて、誰も知りたくなかったうさ。

もう少し特殊な女子おしゃれを追加しておくなら、天皇のキサキなどの身分の高い女性は、小袿といって、普段は五衣の上に袿をつけた姿になるうさ。

女房が人に会うときにも、この姿になることがあるうさ。

また、成人前の女の子は、正装だと汗衫、日常着だと丈が短い衵姿になるうさね。


【トランジション】

うさぎ先生:

まとめうさ。

人目があるところでのフォーマルスタイルは、十二単うさ。

肌着の上に、袿を5・6枚重ね着して、表着や唐衣で仕上げるうさ。

女子の普段着は袿袴うさ。

まひろちゃんのように、生活するためにいろいろな作業をする人は、袿袴で動きやすくしておくうさ。

袿袴姿には、もろに生活感が出るんだろうなと思ううさ。

夏の実家で、扇風機の前で下着一丁になってるようなだらしない格好が、単袴うさね。

誰かに見られないようにしておかないとね、うさ。


タンクトップ天狗:

うぬの話しは勉強になったぞ。

今度は、平安時代のアニキがどんなタンクトップを着ていたのかを教えていただこうか。


うさぎ先生:

そんなもん着るわけないうさ。

今後の動画で紹介するのは、平安時代貴公子が身につける束帯とかの、ステキ男子のきゅんきゅんするスタイルうさね。タンクトップはおよびでないうさ。

あ、これからも大河ドラマ話や、日本史の話でもりあがっていくので、ぜひ高評価とチャンネル登録をお願いしますうさ。

よろしくうさー。


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