明治時代には、世界最先端の研究を行う科学者が輩出されます。
If a dinosaur were to apperar from the melting ice, I would like to make him balance himself on a ball.
(もしも溶けた氷の中から恐竜が出て来たら、玉乗りをさせてみたいものだ。)
英文参照:moetan 2 (上)
それでは、教科書に載っている自然科学系の偉人の業績をみていきましょう。
今日は木村栄(きむら ひさし)です。
参考:
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木村栄(Kimura Hisashi)
天文学(astronomer)
○緯度変化のZ項の発見
→He discovered a new element of latitude variation (Z-term).
※latitude variation…緯度
Z-term…Z項
木村栄は、1870年に生まれました。1867年が大政奉還なので、ついに明治生まれの科学者の登場です。
1970年は、1月に大教宣布の詔が出され、閏10月に工部省が設置されました。あと、12月には横浜毎日新聞が創刊されています。
木村は石川県の生まれで、1892年に東京帝国大学理科大学星学科を卒業しました。「星学科」って、なんかカッコいいですね。子供のころは、朝6時から夜10時まで勉強していたそうです。
1899年に水沢緯度観測所(現国立天文台水沢VLBI観測所)の所長に就任して、1902年に緯度変化のZ項を発見しました。文系の私は、Z項を説明するのは諦めましたので、木村栄記念館のHPを参照してください。私が読んだところ、木村の業績はZ項の「発見」というより、Z項の「提唱」といったほうがいいようにみえます。
木村は暗算とそろばんの達人だったらしく、全ての研究の計算をそろばんで行ったそうです。今なら、もしかしたら、Excelで打ち出した数値を全部計算機とかそろばんで確認させる系の上司になったかもしれません。
水沢VLBI観測所がある奥州市では、木村栄をたたえて、いろんなもののネーミングに「Z」をぶち込んでます。曰く、奥州市文化会館は「Zホール」、勤労青少年ホームは「ヤングZ」、奥州市コミュニティバスは「Zバス」らしいです。「DRAGON BALL Z」とか、「サイクロンZ」とかも、木村栄と何か関係があるのかもしれませんね。
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