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アツクテシヌゼ! 平清盛 【誰も得しない日本史 by のぶた】

《英訳してみよう》

若い頃は困難にぶつかるものだが、年老いると困難がぶつかってくるものだ。

《日本語訳》 In youth we run into difficulties; in old age difficulties run into us. 平清盛は、若い頃は、 貿易で大儲けしている平忠盛の長男として生まれ、  (←大金持ち!) 12歳と驚愕の若さで、従五位下左兵衛佐に叙任され、  (←小学生なのに、その辺の県知事よりもエラい!!) パパが公共事業(熊野本宮造営)に大金を払った功績で、20歳で肥後守になった。  (←パパの賄賂で20歳で県知事就任!!!) 筆者はその年頃は、ゲーセンに入り浸っていました。バイトの時給が700円なかった時代です。まだ『蒼天の拳』も出てなかったころだと思います。そのころの友だちと「朋友(ぽんよう)、朋友」言って遊んだ記憶がありませんから。30歳くらいのときの友だちとなら、ゲーセンで「朋友、朋友」言って、キャッキャキャッキャと遊んでいた記憶があります。ざんねんな人生です・・・・・・


保元の乱平治の乱に勝利して、さらに全盛期へと突入。

全国の半分の県知事から上納金をかき集め(知行国)、荘園も多数で、貿易でもボロ儲け、

厳島神社に平家納経という金ピカお経を奉納し、

武士として初めて、人臣最高の太政大臣となり、

娘の徳子と高倉天皇の結婚を実現した。

武家の娘が入内する事例は、この後、江戸時代の2代将軍徳川秀忠の娘和子までない。)

そして、孫は天皇となりました。

聞いてください。魂のソング、奉納するのはお経だけではありません。



そんな清盛だが、晩年は何をやってもうまくいかない感じ。

みんなに嫌われて、平氏打倒が計画されるし(鹿ヶ谷の陰謀)、

跡継ぎの長男、重盛が吐血して死ぬし、

そしたら、若い頃に清盛がさんざん助けたはずの、後白河法皇が清盛の長男重盛の所領を没収するし、

それにキレて、後白河法皇を軟禁したら、さらにみんなに嫌われるし、

かつて清盛が情けをかけて、殺さないでいてあげた源頼朝が、「清盛ぶっ○す」って全力挙兵するし、

都を平安京から福原京に遷したら、さらにさらにみんなに嫌われるし、

福原京遷都は半年で、なかったことになるし。

こんな状況で清盛は死んじゃうんだけど、死に際も壮絶。

熱病にかかるんだけど、あまりの熱さに周りの人も7~9メートル以内には近づけず、

しょうがないから、風呂桶に水をはって、清盛を突っ込んで、さらに水をブッかけると、水があっという間に蒸発して、部屋中に黒煙が渦巻いて、結局「アツクテシヌゼ!」って死んだそうな。

水で黒煙が生じる理由は、私には分かりませんが。

英文は、宝島社の『1日1分半の英語ジョーク』から引用しました。

アツクテシヌゼ!」の元ネタは、ぜひ調べてみてくだい。

検索のヒントは「北斗の拳」と「データイースト」です。


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