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執筆者の写真順大 古川

阿仏尼【誰も得しない日本史】



この記事は、のぶたの電子書籍『実録⁉ 思考力を鍛える日本史:ものがたり編』にも収録されています。


それでは、鎌倉時代の『十六夜日記』の作者の阿仏尼(あぶつに)について、今回も偏見と誇張と悪意をもって見ていきましょう。

阿仏尼は厨二病ティーンズのときに初恋をしました。でも男にフラれたんで、腹いせに、昔版あてつけリスカとも言える出家をして、『もう恋なんてしないなんて言わな……いや、言う……いや、恋なんて……』とブツブツ言い続ける、ヤンデレ尼さんになりました。


もちろん、煩悩も性欲もスパークしまくっている若きヤンデレ尼さんの阿仏尼は、ブッダが聞いたら卒倒しそうなイヤーンでアハーンで匂わせまくりのバエ恋の歌をいろんな男にバラまく、サークルクラッシャー歌人になりました。


その後、熟女地雷系尼さんというマニア好みの属性を身につけた阿仏尼は、国家権力とズブズブの癒着関係を持つ芸能界最恐プロデューサー藤原定家(後鳥羽上皇勅撰の『新古今和歌集』の選者)の七光り息子で、ゴリ押し二代目芸能界プロデューサー藤原為家(『続後撰和歌集』『続古今和歌集』の選者。つまり、大物映画監督の息子が、父親が作った映画の続編をつくるようなもの。もちろん、バックは国家権力。資金は国税)を、奥さんから寝取って『続古今和歌集』なんかに歌を載せます(大物映画監督の既婚息子と不倫している宗教法人女優が、息子が作る続編映画に出演するようなものです)。


こうして子宝に恵まれて、熟女地雷系毒親尼さんに究極進化した阿仏尼は、愛する息子のためにもシマ(土地)は絶対に正妻(夫を寝取られた人ね)の息子には渡さんと、八年にもわたるリーガルバトルを繰り広げて、その様子をブログ(『十六夜日記』)やnoteにさらしてやったというわけです。


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