【日本史研究会日記】2025年9月まとめ
- 順大 古川
- 9月4日
- 読了時間: 8分
更新日:9月26日
【目次・読んだ史料】
【第1週】
簡単な要約です。
のぶた先生は江戸時代の支配体制について詳しく説明し、将軍、旗本、地頭、代官などの位階関係と土地の分配についてホワイトボードで図で示す予定であることを伝えた。のぶた先生とKが古い日本語の文言について議論し、特に「朝起きをいたし、朝草を刈り」という表現の意味について検討した。Fは雑穀の種類とその利用について説明し、のぶた先生は雑穀米の健康面について話し、最後に次回の発表をIに依頼して会議を終了した。
次のステップです。
アクションアイテム:
F: 慶安の触れ書きの続きを次回の授業で読む準備をする。
T: 慶安の触れ書きの内容を復習し、江戸時代の支配構造について理解を深める。
のぶた先生: 次回の授業で慶安の触れ書きの続きを進める。
概要
江戸幕府支配構造説明会
のぶた先生は、Fさんに説明したように、検討している文書が偽物である可能性があることを説明した。のぶた先生は、江戸時代の支配体制について、将軍を「公儀」と呼んでおり、現在の「幕府」という呼称は当時使用されていなかったことを指摘した。のぶた先生は江戸幕府の支配構造をホワイトボードで説明し、将軍、旗本、地頭代官、天領の代官などの関係を図で示す予定であることを伝えた。
江戸時代領主制度解説
のぶた先生は、江戸時代の領主制度について説明し、将軍、幕府、旗本、御家人、大名の役割と土地の分配について詳しく解説した。将軍は全国の土地の約30,000,000石を所有し、そのうち7,000,000石を直接管理し、残りの23,000,000石を大名に預けていると説明した。のぶた先生は、旗本と御家人を「地主」として位置づけ、直接経営する「直轄地」についても言及し、重要な金銀山などを例に説明した。
佐渡銀山支店長の役割説明
のぶた先生は、佐渡銀山の支店長としてFが務めていることを説明し、地頭(じどう)と代官の役割の違いについて詳しく解説した。地頭は領主であり土地の所有者である一方、代官は雇用された管理者であると説明した。のぶた先生はさらに、村のリーダーについて、名主や村役人と組頭は同様の村の管理者であることを明確にした。
古文表現の意味検討会議
のぶた先生とKが古い日本語の文言について議論し、特に「朝起きをいたし、朝草を刈り」という表現の意味について検討した。のぶた先生は「朝草」という語が特別な意味を持つかどうか疑問を持ち、辞書で確認した結果、朝の草を刈ることから来ている単純な慣用句であることを発見した。のぶた先生は文言の理解を深めるために、異なる文言の比較や確認の重要性を強調した。
雑穀と五穀の健康価値
Fは雑穀の種類とその利用について説明し、大地の穀物としてA麦、アワ、ヒエ、大根などを含む五穀の概念を共有した。のぶた先生は雑穀米や麦飯の健康面について話し、精米によるビタミンや食物繊維の損失について江戸時代の「江戸病」との関連性を説明した。最後にのぶた先生は次回の発表をIさんに依頼し、会議を終了した。
【第2週】
簡単な要約です。
会議では176ページの文書について議論が行われ、特に中間部分の記述や「夜なべ」という古い仕事の概念について確認された。OneStepとIは「女大学」という江戸時代の概念との類似性について話し合い、文書が儒教・朱子学の影響を受けた内容であることが判明した。会議では古文の読み方と翻訳について議論が行われ、特に「方丈記」の読み方や「無常」という概念について詳しく話し合われた。
次のステップです。
アクションアイテム:
OneStep: 方丈記の続きを次回の授業で読み進める。
全員: 次週の星研究会に参加する。
概要
176ページ文書の検討会議
OneStepとIは176ページの文書について議論し、特に中間部分の記述について確認した。Iは古い文書の内容を詳しく説明し、夫婦の役割、家計の管理、子供の多さについて言及した。二人は「夜なべ」という古い仕事の概念や、妻の品性に関する古い文言の意味についても話し合った。
文書と女大学類似性議論
OneStepとIは、ある文書と江戸時代の「女大学」との類似性について議論した。OneStepは「女大学」が女子の教訓書を指す江戸時代の概念であることを説明し、両者は文書の内容を比較検討した。議論の結果、文書は儒教・朱子学の影響を受けた内容であることが判明し、慶安の頃の文書との関連性については時期的には遅いものの、概念的には類似性があることが確認された。
文化的表現と語彙解説会議
会議では、布や和服の意味、財産や身の上に関する議論が行われました。参加者たちは「司祭」という単語の意味や「タバコ」を飲む・吸う・噛むという江戸時代の表現について話し合いました。最後に、Fは「身持ちを稼ぐ」という表現について解説し、前半と後半で異なる意味があることを説明しました。
古文読み方と翻訳討議
会議では古文の読み方と翻訳について議論が行われた。参加者たちは「方丈記」を読み、特に「無常」という概念について詳しく話し合った。Iは仏教の教えである「諸行無常」を説明し、OneStepは無常感が常の否定形であることを解説した。参加者たちは古文の文法や用語の意味について質問し、OneStepが古文の特徴と翻訳上の注意点を説明した。会議の最後に、次回は「方丈記」の続きから読み進めることが決まった。
【第3週】
簡単な要約です。
のぶた先生が古文教材の討議を主導し、学生たちと文法、語彙、文脈の理解について話し合い、福原遷都の内容を読み上げることが行われた。会議では古地図や歴史的な地域についての議論が行われ、地理的位置や歴史的背景について詳しく検討された。最後に江戸時代の国高と軍事的な限界について議論し、次回の研究内容として158ページの堺の支配について検討することが決定された。
次のステップです。
I: 福原京と平安京の違いについてさらに調査する
K: 古文における「ふるさと」の用法について復習する
T: 「ありとしある人」の意味を確認し、古文の訳し方を練習する
F: 「自ずから」の意味を辞書で確認し、正確な訳し方を学ぶ
のぶた先生: 次回の授業で福原京の地図をより詳しく説明する
概要
古文教材討議会議
のぶた先生が古文の教材についての討議を主導し、学生たちと文法、語彙の使用、そして文脈の理解について話し合った。学生たちは福原遷都の82ページから読み上げることになり、のぶた先生は「ふるさと」という単語の意味や使用について説明し、平安京を指す例外的な使用について言及した。討議では官職と位階の概念、そして文脈における語彙の違いについても議論され、最後にFとIが読み上げを行い、当時の風俗の変化と貴族から武家への移行について話し合った。
古地図歴史地域会議
のぶた先生がTを迎えて会議を開始し、古地図や歴史的な地域についての議論が行われた。参加者たちは「自ずから」や「自然に」などの用語の意味を詳しく検討し、地理的な位置や歴史的な背景について話し合った。Iは都の位置や条里制について質問し、のぶた先生は福原の地理的位置と歴史的重要性について説明した。会議の最後には、清盛が福原を選んだ理由についての議論が行われ、機内と機外の概念が戦略的な位置選びに与えた影響について検討された。
江戸時代国高と軍事限界
Iとのぶた先生は、江戸時代の石高と軍事的な限界について議論し、10,000石の国は250人程度の軍勢を支えることが標準的であることを確認した。のぶた先生は、実際の戦争では記載されている数字と実際の戦力は大きく異なる可能性があることを指摘した。会議の最後に、次回の資料として158ページの堺の支配について検討することが決定され、来週から堺の島の研究を開始することになった。
【第4週】
簡単な要約です。
会議ではのぶた先生が文書の日付と著者について調査を行い、応仁後期の資料に関する情報を確認した。参加者たちは堺の支配に関する歴史書の内容や、文言の意味について議論し、連版という古文書の書き方についても話し合った。会議の後半では江戸時代の貨幣経済の浸透についての資料が共有され、次回の会議ではこのトピックについてさらに詳しく議論することが決定された。
次のステップです。
I: 国立民族博物館の論文のリンクを正しく共有する
K: 次回の授業で「貨幣経済の浸透」の資料の続きを読む準備をする
全員: 荻生徂徠の「政談」について復習し、次回の授業に備える
概要
OneStep文書調査会議
のぶた先生は文書の日付と著者について調査を行い、応仁後期の資料に関する情報を確認した。著者不明の1521年作と1569年の記録について議論し、文書の正確な作成時期を特定することが困難であることを確認した。最終的にOneStepはネットで追加調査を行うことを決定した。
応仁後期歴史書議論
Iとのぶた先生は、応仁後期の歴史書について議論し、特に堺の支配に関する内容を検討した。彼らは浪人の定義と、信長が堺を屈服させた際の文脈について話し合い、堺の人々が三好家から解放されたことに感謝を表明したと解釈した。会話の最後に、Kが次の発言者として言及された。
文言の意味と翻訳検討会議
Kとのぶた先生は、文言の意味と翻訳について議論し、"手をつかねえ"の意味を検討した。彼らは"詫びごと"の意味と、信長が三好家の浪人や仲間を許さない意向を表現していることを話し合った。最後に、Iが商人社会の会合について言及し、堺のリーダーたちが物事を決定するために集まる仕組みについて説明した。
連版と貨幣経済の議論
会議では、連版(連署)という古文書の書き方について議論され、全員が一枚の文書に署名する仕組みが説明された。参加者たちは堺の自治についての文書の解釈について話し合い、Iが民族博物館の論文の情報を共有した。会議の後半では、江戸時代の貨幣経済の浸透についての資料が読み上げられ、荻生徂徠の見解が共有された。次回の会議では、貨幣経済の影響についてさらに詳しく議論することになった。



コメント