【歴史部日記】2025年11月4週まとめ
- 順大 古川
- 4 日前
- 読了時間: 9分
【目次】
歴史部(2025/11/24)のサマリー
データ喪失
歴史部(2025/11/25)のサマリー
主なポイント
日英同盟の改定と攻守同盟について議論
韓国併合の過程と伊藤博文の暗殺について検討
ハーグ密使事件の背景と韓国の外交権喪失について説明
桂タフト協定の当事者と役割について確認
議論されたトピック
日英同盟と公衆同盟
日英同盟の第一次と第二次の違いについて議論された。
詳細
F:攻守衆同盟とは何かと質問
のぶた先生: 辞書の定義を共有し、軍事同盟との違いを調査
うえまつ先生: 第一次日英同盟は防御同盟で、第二次は攻守同盟と呼ばれる形に変わったと説明
のぶた先生: 条約文を共有し、第一次では一対一の戦争の場合は中立を保つが、第二次では直接援助する義務が強化されたことを確認
結論
第一次日英同盟(防御同盟):日本が単独で戦争する場合、イギリスは中立を維持
第二次日英同盟(公衆同盟):攻撃を受けた場合、直ちに援助する義務が強化された
第二次日英同盟では適用範囲がインドまで拡大された
伊藤博文の暗殺と裁判
伊藤博文がハルビンで暗殺された事件とその後の裁判について議論された。
詳細
M: 安重根の裁判はどこで行われたのかと質問
のぶた先生: ハルビンは日本の領土ではないため、どのような権限で裁判したのか疑問を提起
うえまつ先生: 関東都督府地方院で死刑判決を受け、旅順監獄で処刑されたと情報提供
結論
安重根は関東都督府地方院(または旅順地方法院)で裁判され、死刑判決を受けた
ハルビンは日本の主権下になかったため、国際法的にどのような権限で裁判したのかは不明確
ハーグ密使事件
ハーグ密使事件の内容と背景について議論された。
詳細
M: 韓国の独立協定について質問
のぶた先生: ウィキペディアの情報を共有し、第二次日韓協約を認めないという主張を説明
うえまつ先生: 外交権を奪われた状態(保護国化)について説明
結論
ハーグ密使は1907年の第二回ハーグ平和会議で韓国の立場を訴えようとした
密使の主張は第二次日韓協約を認めず、韓国の独立を主張するものだった
国際社会は韓国の外交権が既に日本に移っているとして、密使の訴えを認めなかった
韓国併合前の近代化政策
韓国併合前に日本が行った近代化政策について議論された。
詳細
F: 韓国併合以外に日本が行った政策について質問
のぶた先生: 東洋拓殖会社の設立や土地調査事業などが近代化政策の一環だったと説明
結論
東洋拓殖会社は1908年に設立され、土地調査事業による土地改革を行った
日本の明治初期の地租改正に似た近代的土地制度の導入を試みた
具体的な近代化政策の詳細は教科書に明記されていない
桂タフト協定
桂タフト協定の当事者について議論された。
詳細
N 桂タフト協定とは何かと質問
のぶた先生: 桂太郎と米国のタフトの間で結ばれた協定と説明
うえまつ先生: タフトはアメリカの陸軍長官で特使として日本に来たと補足
結論
桂太郎(日本の総理大臣)とウィリアム・タフト(アメリカの陸軍長官)の間で結ばれた協定
アメリカが日本の韓国に対する保護権を承認する内容
ハーグ平和会議
ハーグ平和会議の目的と背景について議論された。
詳細
のぶた先生: ロシア皇帝ニコライ2世の提唱で開かれた国際平和のための会議と説明
うえまつ先生: 韓国がこの会議で日本の保護国化に対する訴えを行ったと補足
結論
第二回ハーグ平和会議は1907年に44カ国の代表によりオランダのハーグで開催された
軍縮、国際紛争の平和的処理、毒ガス使用禁止などが議題だった
韓国はこの会議で国際社会に訴えたが、外交権がないとして認められなかった
アクションアイテム
のぶた先生
安重根の裁判に関する国際法的根拠を調査
ハーグ密使事件の内容と主張の裏付けを確認
韓国併合前の具体的な近代化政策について調査
次回は満州進出(81ページから)について準備
うえまつ先生
世界史の次回はフランス革命の続き(第三巻75ページ、1794年以降)を準備
歴史部(2025/11/26)のサマリー
主なポイント
江戸時代後半の文化と教育について議論された
シーボルト事件の詳細と地図の禁止理由について説明があった
藩校や寺子屋など江戸時代の教育機関について議論された
心学の広がりと松平定信など大名への影響について言及された
議論されたトピック
江戸時代後半の文化的特色
のぶた先生が江戸時代後半の文化について説明し、生徒たちが順番に教科書の内容を読み上げた。
詳細
L: 帰国後に日本を著した。また、マミヤ海峡の名を世界に紹介した。
O: シーボルトが帰国の際、近世の日本地図を持っていたため国外追放された。
M: 幕府の学問吟味について言及した。
T: 女子の就学も増加して、民衆の知的発展について述べた。
結論
江戸時代後半は洋学が医学、兵学、天文学などの実用分野に限定されていった
シーボルト事件について
シーボルト事件の詳細と、シーボルトが持ち出そうとした地図について議論された。
詳細
O: シーボルトが日本地図を持ち出そうとして追放されたことについて質問した
のぶた先生: 高橋景保がシーボルトに渡した地図は伊能忠敬の「大日本沿海輿地全図」と考えられていると説明
うえまつ先生: 間宮林蔵の「東韃紀行」もシーボルトに渡されていた可能性を指摘
結論
シーボルトは船が座礁した際に地図が発見され、国外追放となった
地図が禁止されていた理由は国防のため(どこから攻めるべきかという情報を与えないため)
シーボルトはドイツ人だがオランダ商館の医師として日本に来ていた
『日本』の内容について
シーボルトが著した『日本』の内容について議論された。
詳細
O: シーボルトの著書『日本』の内容について質問
のぶた先生: 世界大百科事典から『日本』の内容を紹介
結論
『日本』には「日本の自然地理学的な記述、日本商館、陸上・海上旅行、民族と国家、1826年(文政9)の江戸参府紀行、日本の歴史・考古学・芸術と学術・宗教・農業・工芸・貿易、日本の隣国と保護国、蝦夷・千島・樺太・黒竜江の情報、琉球諸島の記述等」多岐にわたる内容が含まれていた
藩校と教育機関について
江戸時代の藩校や教育機関について議論された。
詳細
M: 藩校の中で最も力を入れていたのはどこかと質問
のぶた先生: 明倫館、弘道館、明徳館などが有名な藩校であると説明
のぶた先生: 寺子屋は授業料をもらうというよりも、村の有志が金を集めて建てたり、隠居した人が教えたりするパターンが多かったと説明
結論
江戸時代には約60,000の村に対して約30,000の寺子屋があり、平均して2つの村に1つの割合で存在していた
藩校の中でも設立年が早いものは藩が力を入れていたと考えられる
昌平坂学問所の儒者について
昌平坂学問所の儒者(「寛政の三博士」)について議論された。
詳細
O: 昌平坂学問所の儒者について質問
のぶた先生: 「寛政の三博士」として柴野栗山(彦輔)、岡田寒泉(清助)、尾藤二洲(良佐)を紹介し、後に古賀精里(弥助)に変わったと説明
結論
昌平坂学問所の儒者たちは私塾を開いたり藩校の教授を務めたりして名を上げていった
心学の広がりについて
中沢道二の心学が大名にも広がったことについて議論された。
詳細
M: 心学が大名にも広まったことについて質問
のぶた先生: 松平定信(首座老中)をはじめとする諸大名が中沢道二の講義を聴講し、大奥にも布教の手が広がったと説明
結論
松平定信、本多忠籌、戸田氏教、堀直晧など20名を超える大名が心学を聴講した
浅井きをを通じて千代田城の大奥にも心学が広がった
アクションアイテム
生徒全員
江戸時代後半の文化と教育について復習する
シーボルト事件の詳細と地図の禁止理由について理解を深める
のぶた先生
村の数と寺子屋の関係について正確な資料を準備する
藩校の詳細な一覧と特徴について資料を準備する
歴史部(2025/11/27)のサマリー
主なポイント
大和政権の支配機構について学習した
氏(うじ)、カバネ、名の違いと関係性について議論した
五境博士と易博士の違いについて説明があった
古墳時代後期の特徴と地域色について触れた
禊、祓、盟神探湯などの古代の風習について説明があった
議題
大和政権の支配機構
教科書21-24ページの内容を輪読し、大和政権の構造と支配の仕組みについて学習した。
詳細
のぶた先生: 大和政権の支配機構について説明し、氏、カバネ、名の違いを解説した
U: 朝鮮半島の動向について読み上げた
Y: 仏教伝来について読み上げた
F: 国造制度について読み上げた
M: 地方豪族について読み上げた
T: 群集墳について読み上げた
結論
大和政権は大君を中心に大和・河内周辺を基盤とする氏の連合によって構成されていた
氏は血縁的な結びつきを持たせた集団で、主祖以来代々大君に奉仕する組織である
氏とカバネの違い
氏とカバネの概念の違いについて詳しく説明があった。
詳細
のぶた先生: ホワイトボードを使って氏とカバネの違いを説明した
うえまつ先生: 中国の姓と日本の氏の違いについて補足説明した
T: 臣と連の違いについて質問した
結論
氏(うじ)は血縁集団もしくは擬制的同族集団を指す
カバネは立場を示すもので、血縁とは関係ない
名は個人名を指す
中国の姓と日本の氏は概念が異なる
朝鮮半島との関係
朝鮮半島における日本(大和政権)の影響力について議論した。
詳細
F: 大伴金村の失脚について質問した
のぶた先生: 任那四県割譲問題について説明し、日本の朝鮮半島南部における影響力の後退について解説した
結論
512-513年に百済が支配することを承認したことが後に問題となった
大伴金村の失脚はこの朝鮮半島南部の影響力後退に関連している
五境博士と易博士
五境博士と易博士の違いについて議論した。
詳細
うえまつ先生: 五境博士と易博士の違いについて質問した
のぶた先生: 日本書紀の記述を確認しながら説明した
結論
五境博士は儒教の五経(経典)に精通した学者を指す
易博士は占いを担当する専門家で、後の陰陽道につながる
両者は別の役職である
古代の風習
禊、祓、盟神探湯などの古代の風習について説明があった。
詳細
U: 禊と祓について質問した
のぶた先生: みそぎは水で汚れを清める方法、はらえは祓いで汚れを取る方法、盟神探湯は神判(神の判断を仰ぐ裁判)であると説明した
結論
みそぎは水で汚れを流す浄化方法
はらえは祓いで汚れを取る方法
盟神探湯は熱湯に手を入れるなどの試練を与えて神の判断を仰ぐ裁判方法
アクションアイテム
全員
次回(再来週)は教科書25ページから遣隋使と聖徳太子について学習する
世界史は実況中継第二巻131ページから宋の時代について学習する
のぶた先生
次回の授業準備をす




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