『江戸生艶気樺焼』を読む7:古文書・くずし字勉強会日記
- 順大 古川
- 1月9日
- 読了時間: 4分
更新日:2月21日
追記(2026/02/21)
まだ、生徒は私(のぶた)一人です。いっしょに勉強してくれる人募集中です。
大河ドラマ「べらぼう」に出てきた『江戸生艶気樺焼』を読んでいます。Youtubeで配信もしています。勉強会のまとめと、備忘録、配信の後に気づいたことや調べたことなどを書いていきたいと思います。
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ストアカ:古文書・くずし字勉強会
『江戸生艶気樺焼』のテキストは早稲田大学本です
勉強会で見比べている活字本は、近代日本文学大系第12巻です。
今は見開き7ページ目を読んでいます。ここは、対応する部分が活字本にないです。

木曜日(01/08)の配信のまとめと感想などを書いていきます。

勉強会(まだ一人)で読んだ成果は、
ゑん二郎もとより
うわきもの
なれバ
ふか川
しな川
新しゆくハ
いふニ
およハず
はしゝ゛ゝ
まで
かつて
うきな
おもひし
です。
配信の時は分からなかったんですが、しな川の次は「新しゅく(新宿)」ですね。
漢字にすると、
艶二郎は元より浮気者なれば、深川・品川・新宿は言うふに及ばず、端々までかつて浮名思ひし
だと思います。
さて、そんな事実はなかったと思うんですが、艶二郎の脳内イメージなんでしょうか。続きが楽しみです。
追記(2026/01/16)

木曜日(01/16)の配信のまとめと感想などを書いていきます。
勉強会(まだ一人)で読んだ成果は、
ミたれども
ほとひのある女郎ハないと
(が)ひととふりてハおもしろからずと
おもへどもただゝ゛まぶにならふと
いつてハむかふがふせうらゆく
わるいしあんが名あてふてうきなを
あけづめにじぶんハしんぞうかいにて
あいおもいれ金をつかつて
です。
二行目の「ほとひ」ってなんでしょう。そもそも「ひ」でいいのでしょうか。「女陰(ほと)」がらみなんでしょうか。。。
漢字にすると、
見たれども、ほとひのある女郎はないと、一通りでは面白からずと思へども、ただマブにならふと言っては、向かふがふせうらゆく。
悪井志庵が名あてふ浮名をあけづめに、自分は新造買いに出会い、おもいれ金を使って
「まぶ」は馴染みといった意味で、「新造」は新人(下っ端)女郎で、「おもいれ金」は新造を買うときに支払うお金という意味だと思われます。
「向かふがふせうらゆく」とか「名あてふ浮名をあけづめに」って、なんでしょう。。。
追記(2026/01/23)

木曜日(01/22)の配信のまとめと感想などを書いていきます。
勉強会(まだ一人)で読んだ成果は、
あけづめにじぶんハしんぞうかいにて
あいおもいれかねをつかつて
此ふじゆうなところが
につほんだとうれしがりけり
です。
漢字にすると、
(浮名を)揚げ詰めに、自分は新造買いにて逢い、思入れ金をつかつて、此不自由なところが日本だとうれしがりけり。
です。
「日本」は、日本一、最高、という意味で、当時の流行語です。
追記(2026/01/30)

木曜日(01/29)の配信のまとめと感想などを書いていきます。
左のページに突入しました。上の部分から読んだのですが、最後に活字本を確認したところ、右下から読むようです。右下は次回に。。。
勉強会(まだ一人)で読んだ成果は、
おれが
やくも
つらい
やくだ
ざしきの
うちハ
大じんで
とこが
おさまると
まきへの
たばこ
ぼん
ばかり
これも
とせい
だと
おもへバ
はらも
たゝぬが
五つぶとん
にしきのよぎでねるだけぢじならねえ
です。
自力だと、「や」と「ゆ」を間違えてましたね。
「五つ」が最後まで分かりませんでした。
漢字にすると、
(志庵のセリフ)
俺が役もつらい役だ。座敷の内は大尽で、床がおさまると蒔絵の煙草盆と俺ばかり。これも渡世だと思へば腹もたゝが、五つ布団・錦の夜着で寝るだけ、持にならねへ。
です。
「持にならない」は、釣り合いがとれないという意味です。
放置されている志庵が、割に合わねえと愚痴っている場面ですね。
追記(2026/02/21)

木曜日(02/19)の配信のまとめと感想などを書いていきます。
右と左下です。
勉強会(まだ一人)で読んだ成果は、
てまへがおれがとこへくるとあつちらの大しんが
やけをおこしてやりてやまわしをよんでこゝ゛とを
いふうちのこゝろもちのよさハどうやすく
ふんでも五六百両がものハあるのさ
ほんニ
ぬしハ
すい
きやう
な
ひと
で
ござ
りんす
です。
漢字にすると、
手前が俺がとこへ来ると、あつちらの大尽がヤケを起して、遣手や廻しを呼んで、小言をいふ内の心持ちのよさは、どう安く踏んでも、五六百両がものはあるのさ。
ほんにぬしは粋狂な人でござりんす。
です。
別の金持ち客に嫉妬させると気持ちいーって、ことを艶二郎が言っていますね。
「遣手」は遊女を見張ったり仲介役をつとめる元遊女です。べらぼうの安達祐実たちです。
「廻し」は遊女屋の雑用をする男です。



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