『絵本太閤記』を読む1:古文書・くずし字勉強会日記
- 順大 古川
- 4 日前
- 読了時間: 2分
更新日:19 時間前
追記(2025/11/11)
まだ、生徒は私(のぶた)一人です。
大河ドラマ「豊臣兄弟」のもととなる『絵本太閤記』を読んでいます。Youtubeで配信もしています。勉強会のまとめと、備忘録、配信の後に気づいたことや調べたことなどを書いていきたいと思います。
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ストアカ:古文書・くずし字勉強会
『絵本太閤記』のテキストは国文学研究資料館本です
勉強会で見比べている活字本は、上田市立上田図書館本です。
今豊臣秀吉の誕生を読んでいます。

月曜日の配信のまとめと感想などを書いていきます。

勉強会(一人)で読んだ成果は、
日吉丸誕生
中村彌助昌盛が妻懐妊し月満て男子を生む。昌盛大きに
歓び、神託空しからざれば、乱れたる世を治むべきは此子なるべし。
若、此子にならずんば、是が生る孫ならんと最愛よのつねなら
ず。生長て弥右衛門昌高と云。一男子を生む是を彌助昌吉と号
す。昌吉若冠にして武を好み農を嫌ひ同国清須の城主小田
備後守に仕へ足軽を勤めしが駿河国守今川義元と合戦
の時めざましき働きをなし
です。
『江戸生艶気樺焼』には出てこなかったくずし字がたくさん登場しました。
追記(2025/11/11)
昨日の配信のまとめと感想などを書いていきます。
配信→古文書・くずし字勉強会配信(2025/11/10)

勉強会(一人)で読んだ成果は、
(時めざましき働きをなし)其名を称せられしが、此時膝口を深
く射られ、行歩心に任せざれバ、仕へを止て旧里に帰り剃髪し
です。
秀吉の父親が怪我がもとで武家奉公を辞めて出家した部分です。
「越」をくずした「を」が初めて登場しました。
「帰」などの漢字にも馴れていく必要があります。

て筑阿弥と号す。妻ハ持萩中納言保簾卿の女なり。先に保
簾卿無実の罪によりて尾張国の流人と成り、猟師治太夫が女
ニ馴れて、一女子を儲け、程なく罪を赦され
です。
秀吉の出自を潤色するために、母親が中納言の娘だという話にしていますね。
「卿」のくずし字なんかは分かりにくく、文脈で判断できるようになる必要がありそうです。
昨日の感想としては、漢字の偏の判別を早くできるようになりたいです。



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