『江戸生艶気樺焼』を読む1:古文書・くずし字勉強会日記
- 順大 古川
- 14 時間前
- 読了時間: 2分
まだ、生徒は私(のぶた)一人です。
Youtubeの配信で、大河ドラマ「べらぼう」に出てきた『江戸生艶気樺焼』を読んでいます。その配信のまとめと、備忘録、配信の後に気づいたことや調べたことなどを書いていきたいと思います。
『江戸生艶気樺焼』のテキストは早稲田大学本です
勉強会で見比べている活字本は、近代日本文学大系第12巻です。
見開き1ページ目のフォローです。

大河ドラマの公式サイトによると、このページのあらすじは以下のとおりです。
百万長者の金持ち「仇気屋(あだきや)」の一人息子・艶二郎は、上向きの低い鼻が特徴だ。
男女の恋愛ばかりの歌詞の書かれている新内節(しんないぶし/浄瑠璃の一流派)の本を読んで、その中の色恋沙汰を羨ましく思う。こんなふうにモテた話や浮いた噂を流し、色男として評判になれたら死んでも構わないとすら考えていた。
勉強会(一人)で読んだ成果は、
ここに
百万両
ぶげんと
よは
れたる
あだ
きや
の
ひとり
むすこ
を
ゑん
二郎とて
としも
(??(十九))やはた
ちといふころ
なりしがひん
のやまひはくに
ならずほかの
やまいのなかれ
かしといふみなれ
ともしやうとく
うはきなことを
このみしんない
ぶしの正ほん
などをみてたま
きやうき
よ猪の助がみのうへを
うらやましくおもひ
一生のおもでにこの
やうなうはきなうきな
のたつしうちもあらば
ゆくゝゝはいのちもすてやうとばからしきこと心かけいのちがけのおもひとしける
です。漢字にすると、
こゝに百万両分限と呼ばれたる、仇気屋の独りむすこを艶二郎とて、年も十九や二十といふころなりしが、貧の病は苦にならず、外の病のなかれかしといふ身なれども、生得浮気な事を好み、新内節の正本などを見て、玉木屋伊太八浮世猪之助が身の上を羨ましく思ひ、一生の思ひでに、このやうな浮気な浮名の立つ仕打ちもあらば、ゆくゆくは命も捨てやうと、馬鹿らしきこと、心かけ命がけの思ひ(?)としけり。
です。
艶二郎のセリフ部分は、
こういふみのうへに
なつたらさぞ
おもしろかろう
よい月日の
下で生れた
てやひ?
こういふ身の上になったら、さぞおもしろかろう。よい月日のもとで生れたてやひ???
でしょうか。後半が自信がありません。
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