『江戸生艶気樺焼』を読む5:古文書・くずし字勉強会日記
- 順大 古川
- 10月24日
- 読了時間: 2分
更新日:3 日前
まだ、生徒は私(のぶた)一人です。いっしょに勉強してくれる生徒さん募集中です。
大河ドラマ「べらぼう」に出てきた『江戸生艶気樺焼』を読んでいます。Youtubeで配信もしています。勉強会のまとめと、備忘録、配信の後に気づいたことや調べたことなどを書いていきたいと思います。
古文書くずし字勉強会参加お申し込みはこちら
ストアカ:古文書・くずし字勉強会
『江戸生艶気樺焼』のテキストは早稲田大学本です
勉強会で見比べている活字本は、近代日本文学大系第12巻です。
今は見開き5ページ目を読んでいます。

大河ドラマの公式サイトによると、このページのあらすじは以下のとおりです。
女が家に押しかけてきた噂が広まるだろうと思っていたが、隣人さえも「知らない」という。そこで艶二郎は、「仇気屋駆け込み事件」と瓦版に刷らせ、売り子を雇って江戸中に売って歩かせた。しかし、誰も買わない。読売はしかたなく人通りのない武家屋敷の前で、「評判、評判! 仇気屋の色男、艶二郎に芸者がほれて駆け込んだよ。細かいことはこの瓦版にあるよ。持ってけ持ってけ! ただでもいいから持ってけ!」
先日木曜日の配信のまとめと感想などを書いていきます。

勉強会(一人)で読んだ成果は、
このうわさ
さぞせけんで
するだろうと
おもひのほか
となりでさへ
しらぬゆへ
はりあいぬけだして
よみうりをたのミ
此わけをはんこうニ
をこして一人まへ
一両つゝにてやとい
ゑど中をうらせる
です。漢字にすると、
この噂、さぞ世間でするだろうと、思ひの他、隣でさへ知らぬ故、張合抜け出して読売を頼み、此わけを版行に起して一人前一両づつにて雇い、江戸中を売らせる。
です。
「版行」は版木のことです。



コメント