『江戸生艶気樺焼』を読む8:古文書・くずし字勉強会日記
- 順大 古川
- 5月15日
- 読了時間: 3分
しばらく滞っていたので、2~3か月分まとめてです。
まだ、生徒は私(のぶた)一人です。いっしょに勉強してくれる人募集中です。
大河ドラマ「べらぼう」に出てきた『江戸生艶気樺焼』を読んでいます。Youtubeで配信もしています。勉強会のまとめと、備忘録、配信の後に気づいたことや調べたことなどを書いていきたいと思います。
『江戸生艶気樺焼』のテキストは早稲田大学本です
勉強会で見比べている活字本は、日本古典文学大系本です。
今は見開き7ページ目を読んでいます。

今週までの配信のまとめと感想などを書いていきます。
勉強会(まだ一人)で読んだ成果は、
ゑん二郎ハいへざくらとおもひいだし
かへるさつけるいぬざくら
くぜつのつぼミ
ほころびし
そでをかぶろが
ちからぐさ
ひかれてゆくや
うしろがミ
こゝろつよくも
きりがやつといふ
もんくより
ほかのきやく人の
つかまるをうらやま
しきことニおもひ
何の事もないに
しんぞうやかぶろを
たのミこつちから
大門につけてゐて
つらまりはおり
ぐらいハひつさけても
だいぢないといふ
やくそくにて
ひきづられて
ゆく
しんぞう
かぶろは
人形
を
もらふ
やくそく
にて
むだを
いゝゝゝ
ひき
すつて
ゆく
これさ、まァ、
はなしてくれろ。
こうひきづられて行所ハ
とんだがいぶんがいゝ
ゑんニ郎五六日
ぶりにてうちへ
かゑけれバ
まちまうけたる
めかけこゝぞ
ほうこうの
しところとかねて
ふくしておゐた
ぞんぶんを
やきかける
ほんニおとこといふ
ものハなぜ
そんなに
きづよい
もんだねへ
それほどニ
ほれ
られる
がいや
なら
そん
な
いゝ
おと
こ
に
です。左上までですね。
漢字に直すと、
艶二郎は家桜を思ひ出し、かへるさ告げる犬桜、口舌のつぼみほころびし、袖をかぶろが力ぐさ、引かれて行くや後ろ髪、心つよくもきりが谷、といふ文句より、ほかの客人の捕まるを、うらやましきことに思ひ、何の事もないに、新造や禿を頼み、こつちから大門につけてゐてつらまり、羽織ぐらいはひつ裂けても大事ないといふ約束にて、引きづられて行く。
新造、禿は人形をもらふ約束にて、無駄を言ひゝゝ引きずつて行く。
「これさ、まア、はなしてくれろ。こう引きづられて行所は、とんだ外聞がいゝ。」
艶二郎、五六日ぶりにて家へ帰りければ、待ちかまうけてる妾、こゝぞ奉公のしどころと、かねて復しておゐた存分をやきかける。
「ほんに男といふものは、なぜそんなに気づよいもんだねへ。それほどに惚れられるがいやなら、そんないゝ男に
です。



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