top of page

藤原伊周 「光る君へ」人物事典027

更新日:5月19日




【目次】

藤原伊周(ふじわらのこれちか):三浦翔平

まずは、NHK公式の紹介を引用して、大河ドラマ上での設定を確認しておきましょう。


道隆の嫡男。才色兼備の自信家の青年。若くして、父の引き立てによりスピード出世を果たす。父亡きあとは、妹の定子への一条天皇の寵愛を頼りに、道長と火花を散らすライバルとなる。


「才色兼備」のイケメンっぷりを、ドラマでも視聴者に見せまくってくれている伊周ですが、もちろん同時代的にもそのイケメンっぷりは褒めちぎられています。

『栄花物語』によると、伊周は「御容姿整ほり、太り清げに、色合いまことに白くめでたし」と言われています。

”福々しく太った色白のイケメン”ということで、当時の美的価値観をうかがいしることができます。

キャスト:三浦翔平(みうらしょうへい)

東京出身の俳優です。大河ドラマは初出演です。


解説:史実からみた藤原伊周

藤原道隆と高階貴子の息子です。定子の兄にあたります。若くして政治的に失脚します。道長に負けたというより、自滅した感が。。。

歌集に『儀同三司集』があります。


長徳の変で都を放逐さた伊周は、亡き父親の墓に参ろうとしましたが、小幡にあった道隆の墓所は雑草に覆いつくされていました。

藤原氏の墓所である小幡には、後に道長が浄妙寺を建立しました。


息子の道雅も、父の血を引いたのか、親父のアホさ加減にグレたのか、「荒三位」と呼ばれたり、彼女(当子内親王)のパパ(三条天皇)に蛇蝎のように嫌われたりします。


年表

では、藤原伊周の略年表を示します。年齢は数え年です。


974年:1歳。誕生。

990年:17歳。父道隆が関白に。伊周は右中将、蔵人頭、正四位下に。

991年:18歳。参議→従三位権中納言

992年:19歳。正三位権大納言。

994年:21歳。内大臣。(叔父の道長を超える)

995年:22歳。道隆重病も伊周は関白になれず→道隆病気中に限って内覧に

「その強引なやり口は一条天皇の心証を害し」(『国史大辞典』)

      4月10日、道隆死去

      4月27日、道兼を関白に

      5月5日、伊周の内覧停止

      5月8日、道兼死去

      5月11日、道長が内覧に→6月19日、道長が右大臣に

兄の伊周と叔父の道長の対立が深まる。

伊周と道長の激烈な口論。

弟隆家と道長の従者同士の衝突・殺傷沙汰が続く。

高階成忠による道長呪詛が噂される。

996年:23歳。正月、伊周と隆家が花山法皇に矢を射かけた事件 →伊周兄弟の罪名勘申が命ぜられる

      4月、法皇狙撃と東三条院呪詛と密かに大元帥法を修した罪により、大宰権帥に配流が決定 →定子の二条邸(このとき定子は懐妊で二条邸に退出していた)に逃げ隠れする→出家姿で配流先に送られる →病気と称してゴネる

      5月、播磨国に逗留することが認められた。

      10月、俗人姿で密かに入京して、母貴子と妹定子を見舞う。 →見つかって大宰府に護送。

997年:24歳。3月、大赦。 →12月、入京。

1001年:28歳。本位に復す。(この後も政治的には無力)

1003年:30歳。従二位。

1008年:35歳。准大臣。

1009年:36歳。正二位。

    2月、「東三条院呪詛事件が起き、朝参を止められたが、間もなく許された」(『国史大辞典』)

1010年:37歳。正月28日、死去。


「光る君へ」を楽しむ文献リスト

オススメ!『光る君へ〈紫式部とその時代〉』(NHK出版)→https://amzn.to/4arFW1V

オススメ!紫式部と藤原道長』(倉本一宏)→https://amzn.to/3NqFJlT

オススメ!『清少納言と紫式部』(丸山裕美子)→https://amzn.to/47VQEvY

『藤原道長: 摂関期の政治と文化』(大津透)→https://amzn.to/3TD3HhI

『牛車で行こう!: 平安貴族と乗り物文化』(京樂真帆子)→https://amzn.to/3v8XWy6

『一条天皇 (人物叢書)』(倉本一宏)→https://amzn.to/47bdC0T

『藤原道長(人物叢書)』(山中裕)→https://amzn.to/3RBkChJ

『写真でみる 紫式部の有職装束図鑑』(仙石 宗久)→https://amzn.to/3v5Plfk

『平安朝 女性のライフサイクル』(服藤早苗)→https://amzn.to/41zozYW

『絵巻で歩む宮廷世界の歴史』(五味文彦)→https://amzn.to/3GTfjoX

『清少納言 (人物叢書)』(岸上慎二)→https://amzn.to/41BiCuP

『平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像』(倉本一宏)→https://amzn.to/3RUJq60

『平安京の下級官人』(倉本一宏)→https://amzn.to/3vc1X4H

『藤原氏―権力中枢の一族』(倉本一宏)→https://amzn.to/48lwBHm

『平安朝 皇位継承の闇』(倉本一宏)→https://amzn.to/4808Y7f

『皇子たちの悲劇 皇位継承の日本古代史』(倉本一宏)→https://amzn.to/3tE8XXw

『敗者たちの平安王朝 皇位継承の闇』(倉本一宏)→https://amzn.to/3vi8qLm

『紫式部 (人物叢書 新装版)』(今井源衛)→https://amzn.to/485WYRC

『孫の孫が語る藤原道長』(繁田信一)→https://amzn.to/3tzJbUk

『藤原行成 (人物叢書)』(黒板伸夫)→https://amzn.to/4avVn9q

『文学で読む日本の歴史―古典文学篇』(五味文彦)→https://amzn.to/47fQ0Iu

『光源氏に迫る: 源氏物語の歴史と文化』(宇治市源氏物語ミュージアム)→https://amzn.to/3Nzs5wz

『藤原彰子 (人物叢書)』(服藤 早苗)→https://amzn.to/4aA73I4

『キャラ絵で学ぶ! 源氏物語図鑑』(伊藤賀一)→https://amzn.to/479NS55

『完全解説 装束の描き方』(ながさわとろ)→https://amzn.to/48oVba2

『平安時代天皇列伝』(樋口健太郎)→https://amzn.to/3v9CjNX

『図説 藤原氏』(木本好信)→https://amzn.to/48403lc

『源氏物語を楽しむための王朝貴族入門』(繁田 信一)→https://amzn.to/487H4GB

『平安貴族の仕事と昇進: どこまで出世できるのか』(井上 幸治)→https://amzn.to/48wt5tp

『平安貴族の住まい: 寝殿造から読み直す日本住宅史』(藤田 勝也)→https://amzn.to/48uCUbr

『イラスト&図解 知識ゼロでも楽しく読める! 源氏物語』(竹内正彦)→https://amzn.to/47e6MYq

『紫式部日記 現代語訳付き』(紫式部)→https://amzn.to/3RCP7El

『源氏物語 解剖図鑑』(佐藤 晃子)→https://amzn.to/4ausWIX

その他、面白かった本

『神作家・紫式部のありえない日々: 1』(D・キッサン)→https://amzn.to/3TwrGyZ

『神作家・紫式部のありえない日々: 2』(D・キッサン)→https://amzn.to/4axvben

『神作家・紫式部のありえない日々: 3』(D・キッサン)→https://amzn.to/41C8y4o

『もしも紫式部が大企業のOLだったなら』(井上 ミノル)→https://amzn.to/3RrTvWw

『もしも紫式部が大企業のOLだったなら 大鏡篇』(井上 ミノル)→https://amzn.to/3tzKene

『大摑源氏物語 まろ、ん?』(小泉吉宏)→https://amzn.to/3tDJtcR

『まんがで読む古典 1 枕草子』(面堂 かずき)→https://amzn.to/3TzVwm4

『まんがで読む古典 2 更級日記・蜻蛉日記』(羽崎 やすみ)→https://amzn.to/3Tyl3Mr

『暴れん坊少納言 1巻』(かかし 朝浩)→https://amzn.to/41zq6hE








閲覧数:272回0件のコメント

Comments


bottom of page