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執筆者の写真順大 古川

源方理・高階光子:「光る君へ」人物事典087・088

更新日:4 日前


【目次】





源方理(みなもとのかたまさ)阿部翔平

まずは、NHK公式の紹介を引用して、大河ドラマ上での設定を確認しておきましょう。


藤原伊周の妻・幾子の兄。


中関白家側(道隆伊周隆家定子系)の人間で、登場時は民部大輔です。

ほぼ今回の事件でしか歴史に登場しません。


キャスト:阿部翔平(あべしょうへい)

1983年生まれの俳優です。埼玉県出身です。同じ年に生まれた同姓同名のサッカー選手がいたので、最初その人かと思っていました。。。あ、シン・ゴジラにもゴジマイにもいたのね。

大河ドラマは初出演です。



解説:実際の源方理

藤原伊周の妻・幾子の兄で、登場時は民部大輔です。源為文の娘と結婚しているので、事件のときに源為文も縁坐させられています。


第38話「まぶしき闇」のころの方理

寛弘六年(1009年)

正月30日、彰子と、生まれて4ヶ月の敦成親王を呪詛する厭物が一条院内裏で見つかりました。

翌日2月1日、高階明順と源方理に嫌疑がかけられ、謹慎させられます。

4日、呪符を作成した法師陰陽師の円能が尋問されます。ドラマの円能を演じていたのは誰だったのでしょうか。



円能がゲロったところによると、昨年の12月に伊周の叔母高階光子・佐伯公行夫婦と、伊周の義兄源方理に呪符の作成を頼まれたといいます。円能によると、呪詛の対象は、彰子と敦成親王と、そして道長だったとのことです。

5日、光子の身柄を確保するために検非違使が光子邸に派遣されますが、すでに光子はトンズラしたあとでした。


なお、ここまでの尋問が伝説の陰陽師を誕生させていますので、ぜひこちらの記事伝説の陰陽師誕生秘話:寛弘六年の呪詛事件の真相(史実で楽しむ 光る君へ解説 第38話「まぶしき闇」))も御覧ください。


2月20日、ここまでの関係者たち証言を受けて、光子や方理は除名されたり牢屋にぶち込まれたりします。

とうぜん、伊周も無関係と言うにはムリがあり、伊周は内裏出禁で、帯剣も止めらます。

ただし、隆家にはまったく罪が及んでいません。

伊周は6月13日に許されました。

翌年12月29日、伊周がピー(ネタバレ)で敦康親王がピー(ネタバレ)となったためか、方理が元のように四位に復活します。円能も牢屋から出されます。

なんとも歯切れの悪い結末で、事件の真相も歴史の闇の中です。



高階光子(たかしなのみつこ)兵頭公美

まずは、NHK公式の紹介を引用して、大河ドラマ上での設定を確認しておきましょう。


藤原伊周の母・貴子の妹。


中関白家側(道隆伊周隆家定子系)の人間で、定子の乳母をしていた人です。

ほぼ今回の事件でしか歴史に登場しません。



キャスト:兵頭公美(ひょうどうくみ)

1973年生まれです。大河ドラマは初出演だと思います。



解説:実際の高階光子

故高階成忠の娘で、佐伯公行のたぶん正妻です(『権記』では「妾妻」とか「妻」とある)。

長保二年(1000年)定子の乳母であった功で、従五位下となりました。

第38話「まぶしき闇」のころの光子

寛弘六年(1009年)

正月30日、彰子と、生まれて4ヶ月の敦成親王を呪詛する厭物が一条院内裏で見つかりました。

翌日2月1日、高階明順と源方理に嫌疑がかけられ、謹慎させられます。

4日、呪符を作成した法師陰陽師の円能が尋問されます。ドラマの円能を演じていたのは誰だったのでしょうか。



円能がゲロったところによると、昨年の12月に伊周の叔母高階光子・佐伯公行夫婦と、伊周の義兄源方理に呪符の作成を頼まれたといいます。円能によると、呪詛の対象は、彰子と敦成親王と、そして道長だったとのことです。

5日、光子の身柄を確保するために検非違使が光子邸に派遣されますが、すでに光子はトンズラしたあとでした。

早い、この逃げは早いですね。いい決断力しています。光子、、、恐ろしい子。。。


なお、ここまでの尋問が伝説の陰陽師を誕生させていますので、ぜひこちらの記事伝説の陰陽師誕生秘話:寛弘六年の呪詛事件の真相(史実で楽しむ 光る君へ解説 第38話「まぶしき闇」))も御覧ください。



2月20日、ここまでの関係者たち証言を受けて、光子や方理は除名されたり牢屋にぶち込まれたりします。

とうぜん、伊周も無関係と言うにはムリがあり、伊周は内裏出禁で、帯剣も止めらます。

ただし、隆家にはまったく罪が及んでいません。

伊周は6月13日に許されました。

翌年12月29日、伊周がピー(ネタバレ)で敦康親王がピー(ネタバレ)となったためか、方理が元のように四位に復活します。円能も牢屋から出されます。

なんとも歯切れの悪い結末で、事件の真相も歴史の闇の中です。




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