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源明子 「光る君へ」人物事典015

更新日:5月2日



【目次】


源明子(みなもとのあきこ):瀧内公美

まずは、NHK公式の紹介を引用して、大河ドラマ上での設定を確認しておきましょう。


藤原道長のもう一人の妻。父の源高明が政変で追い落とされ、幼くして後ろ盾を失った。夫を愛するが、立場は嫡妻の倫子に及ばず、紫式部(まひろ)の存在にも鬱屈がたまっていく。


「幼くして後ろ盾を失った」とあるように、明子が幼いときに、左大臣だった父高明が失脚しています(安和の変)。

道長パパ兼家も明子パパ高明の追い落としに関係していたと言われており、その恨みでドラマの明子は妹属性が不足気味で、呪術属性に全振りして、道長と婚姻しつつも兼家を最後まで呪詛していました。

「呪術師に悔いのない死などない」(夜蛾)と言われていますが、明子はどうなるのでしょうか。


ころが、ついに、エピソード18「うつろい」で、明子がデレました!!

明子は、「夫を愛する」の呪術デレモードに突入したんです。

俊賢は、道隆と公卿会議の雰囲気をじっとりと見極めて、誰につくべきかを熟考して、道長派につく(反道隆伊周)ことを決意しました。

ほぼ時を同じくして、「子は鎹」で、呪術属性だった明子もデレて道長の味方になりました。

呪術属性からのデレ! これは、ツンデレ・ヤンデレに続く「呪術デレ」属性の誕生ですね!

これで、2020年代後半の萌シーンは、呪術デレが席巻することうけあいです。

あ、……今思ったけど、呪術廻戦のキャラって誰もデレてない……

……と思ったけど、ジジイとかおっさんだけデレやがる気がする、そういえば。

それはともかく、呪術デレ明子と、闇覚醒倫子からはこれからも目が離せません!


瀧内公美(たきうちくみ)

1989年生まれ、富山県出身の女優です。


解説:史実からみた源明子

一般的には「めいし」と呼ばれることが多いです。「立場は嫡妻の倫子に及ばず」というか、、、史実では、明子が生んだ子らとともに、めちゃくちゃ道長からの待遇が悪いです。道長と明子の子は、頼宗、顕信、能信、寛子、尊子、長家です。


頼宗はエピソード16で明子のお腹の中にいた赤子で、エピソード18で初登場しました。

道長からの待遇がめちゃくちゃ悪いせいか、素行が悪い子が多いです。その話は、繁田信一『殴り合う貴族たち』に詳しいです。


頼宗は乱暴者で手が付けられない大人に成長?しました。

1027年、賀茂祭のとき。藤原行成は賀茂祭の運営を監督する役目を負っていました。ところが、頼宗がみんなの行列に割り込んできました。行成は役目上、従者に頼宗を注意しに行かせましたが、頼宗は行成の言うことを一切聞かないどころか、従者に行成の従者の狩衣を破らせたり、刀を抜かせたりしました。今でいうと、皇族出席のセレモニーを警備している警視庁長官に銃口を突きつけたようなものです。

1012年、ロバート実資の随身は頼宗の従者からひどく侮辱され、襲いかかられそうになりました。

ロバート実資は、頼宗を「頭が、、、じゃねえの!?」とか「暗闇を目の前にして何も見えない人みたい」とか、さんざんに罵っています。

その他の子のエピソードも、後日、追記して紹介したいです。



年表

では、源明子の略年表を示します。生年不詳です。


?年:1歳。誕生。父は左大臣源高明(醍醐皇子)ですが、母は不詳です。

969年:?歳。安和の変で、父源高明が失脚。→醍醐皇子盛明親王の養女となった。

のちに、詮子に養われて、藤原道長の室となった。

1049年:?歳。死去。


以下は『国史大辞典』より

「男子の頼宗は右大臣、能信・長家は権大納言、女子の寛子は小一条院女御、尊子は源師房(村上皇孫、右大臣)室となる。なお男顕信は若年で出家し父母を悲嘆せしめた。」


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