【目次】
宮の宣旨(みやのせんじ):
まずは、NHK公式の紹介を引用して、大河ドラマ上での設定を確認しておきましょう。
源陟子(みなもとのただこ)。60代・醍醐天皇の孫である源伊陟(みなもとのこれただ)の娘。藤原彰子に女房として仕える。
ドラマでは、32回で初登場します。
彰子の女房を束ねる人なんでしっかりした人だとは想像していましたが、そっか、60代とかの年齢感の人なんですね。彰子入内のときからいたはずで、そのときもう60近くですねえ。そういえば、これまでにどこかの画面に映っていたりしたのでしょうか。。。
なお、「源陟子」ってドラマオリジナルの名前と思ったけど、実際の名前のようです(日本古典文学全集『栄花物語』)。
キャスト:小林きな子(こばやしきなこ)
1977年生まれ。東京都出身の女優です。
大河ドラマには初出演です。
解説:実際の宮の宣旨
本名は源陟子(みなもとのただこ)で、源伊陟(みなもとのこれただ)の娘です。「中宮宣旨」「宣旨の君」とも呼ばれます。
宣旨とは帝の勅命(宣旨)を伝える役のことで、女房集団のトップの人をさします。
紫式部から「きはもなくあてなるさま(とても上品)」「わづらはしう、心づかひせらるる心地す(気を使ってしまう)」と見られています。近づきにくい人だったのでしょうか。
35回「中宮の涙」(1007年後半)ごろの宮の宣旨
寛弘五年(1008年)
36回「待ち望まれた日」(1008年)ごろの宮の宣旨
寛弘五年(1008年)
11月17日、彰子が2ヶ月前に生んだ敦成親王を連れて参内します。このときの様子は『紫式部日記』に書かれています。牛車は四人乗りなのですが、彰子の車には宮の宣旨だけがいっしょに乗っています。宮の宣旨のポジションがうかがえます。
12月20日、敦成親王の百日の儀が行われます。
【彰子サロンの人々】
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